「土着倭寇の烙印を押して知日を妨げる韓国、日本のように没落する」(第3回)

-「先進国韓国」は日本とどのように相対すべきか?

 「韓日関係を解きほぐすカギは、二者関係から抜け出して多者関係の枠組みから眺めることだ。韓国は世界10大経済大国、7大通商大国、6大軍事強国だ。韓国は日清戦争や日露戦争時の朝鮮のような『将棋の駒』ではない。今は韓国が『将棋を指す』立場で周辺諸大国との関係を調整し、組み立てなければならない」

■「1対1ではなく22分の1で日本に対すべき」

 イ教授はこう語った。

 「自ら『将棋を指す』立場になると、韓国が抱える悩みのスケールは今よりはるかに大きくなる。『先進国として今後新たな通商秩序をどのように先導するのか?』『価値を共有する国々と安定的なグローバル・サプライ・チェーンをどのように構築するのか?』といった問題に悩むことになる。韓国外交の中心だった4大国とASEAN(東南アジア諸国連合)はもちろん、中東・アフリカ・南米に対する世界戦略を全体的に立て直さなければならない。インド・太平洋戦略の韓国バージョンも考えてみるべきだ」

-日本に対する過度な関心を減らそうということか?

 「正確な指摘だ。主要先進国である韓国も地球を見下ろす立場で外交をしなければならない。そのように見ると、日本は世界22先進国中の1国でしかない。1対1ではなく22分の1で日本を眺めるべきだ。韓国の対ASEAN戦略、欧州戦略、中東戦略、中国戦略という脈絡から、日本と協力したり競争したりする分野を定め、具体的な案を導き出さなければならない」

宋義達(ソン・ウィダル)エディター

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