【独自】「韓東勲法相が深夜に尹大統領と酒席」証言のチェロ奏者、「全てうそだった」と供述

【独自】「韓東勲法相が深夜に尹大統領と酒席」証言のチェロ奏者、「全てうそだった」と供述

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官らが深夜に酒席を持ったとされたいわゆる「清潭洞深夜酒席疑惑」に関連し、午前0時過ぎに尹大統領と韓長官らを飲食店で見たと証言したとされるチェリストA氏が23日、警察に出頭し、「その内容は全てうそだった」と供述したことが分かった。警察はA氏のうそがどのように外部に流出、拡散したかについて、追加捜査を進める方針だ。

 問題の疑惑は今年7月19日、ソウル・清潭洞の飲食店に尹大統領、韓長官、法律事務所キム・アンド・チャンの弁護士30人余り、イ·セチャン元自由総連盟総裁権限代行などが集まり、午前0時過ぎまで飲酒したとする内容だ。当時その場にいたという女性チェリストA氏が場面を目撃したと話す会話が外部で公開され、疑惑の発端となった。A氏のチェロ伴奏で尹大統領が歌ったという内容も含まれていた。

 共に民主党の金宜謙(キム・ウィギョム)国会議員は10月24日、国会法制司法委員会での国政監査で、A氏とその元交際相手の男性の会話録音ファイルを公開し、疑惑を指摘した。金議員はその後も問題の酒席があったという証拠を示せなかったが、民主党の一部が攻勢を続け、論争は最近まで続いた。

 しかし、警察などに対する本紙の取材を総合すると、A氏は23日午後、瑞草署に出頭し、発言はうそだと供述したことが分かった。A氏はこれまで警察の出頭要求に応じなかったが、政界を中心に真実を巡る攻防が続いたほか、警察の捜査が身辺に迫り、ようやく出頭に応じたという。

 A氏は警察に対し、「元交際相手をだまそうとうそをついた」という趣旨の説明を行ったという。警察はA氏とその元交際相手の携帯電話などを分析し、A氏が元交際相手に語った内容は虚偽だと結論づけたという。

 警察は携帯電話の分析などから、A氏が当日午前0時過ぎにその飲食店にはいなかったことも確認した。同席した人たちとは午後10時ごろに店を出たとされる。店員らの証言も一致しているという。警察はまた、A氏が当日、実際に誰と一緒にいたのかも身元を確認したもようだ。

 警察はA氏が元交際相手に語った虚偽事実がどのような経路で広まったかについても捜査する方針だ。金宜謙議員が録音ファイルを入手した過程についても、調べが進められる見通しだ。

 清潭洞酒席疑惑と関連し、民主党指導部はこれまで尹大統領と韓東勲長官に攻勢をかけてきた。10月26日には真実究明のための専門チーム設置まで提案した。金星煥(キム・ソンファン)政策委議長は同月27日、「これは第2の国政介入に相当するほど大きな事件に違いない」と述べた。張京泰(チャン・ギョンテ)最高委員は「法務部長官は法務事務を管轄するポストであり、利害関係がある法律事務所と同席しただけでも問題になる余地が大きく、そこに大統領までいたとすれば問題だ」と話した。民主党の禹相虎(ウ・サンホ)議員も「尹大統領は元々酒が好きで、夜遅くまで飲んでいるという情報が多く寄せられている」と発言した。

李海仁(イ・ヘイン)記者、キム・スギョン記者

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