(アンカー)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官が弁護士らと未明まで飲酒したといういわゆる「清潭洞酒席疑惑」のきっかけとなった電話録音の主であるチェロ奏者にTV朝鮮の取材陣が初めてインタビューしました。
これまでにも警察が捜査を通じ、虚偽の主張である可能性が高いことは報じられていますが、当事者が直接口を開いたことには特別な意味があります。当然TV朝鮮はこのチェロ奏者の主張も全て事実とは限らないという前提で主張の信ぴょう性についてできる限り質問しました。電話インタビューの模様を公開します。ユン・ソハ記者です。
(ユン・ソハ記者)
「清潭洞酒席疑惑」は民主党の金宜謙(キム・ウィギョム)国会議員が国会で指摘しました。
(金宜謙の国会行政安全委員会での発言=10月24日)
「清潭洞にある高級なバーでした。その場にはグランドピアノがあり、チェロが演奏されていました。覚えていますか」
(記者)
しかし、当日店にいたチェロ奏者Aさんは尹錫悦大統領も韓東勲法務部長官も見たことはないと語りました。
(チェロ奏者Aさん)
尹錫悦大統領、韓東勲法務部長官は来ませんでした。だから私は見かけたことがないです。
(記者)
イ・セチャン元自由総連盟総裁ら約6人の酒席があったのは事実だが、その事実を膨らませて交際相手の男性にうそをついたということです。
(チェロ奏者Aさん)
(歌謡曲の)「冬柏アガシ」や話に出たユン・ドヒョンの歌なんかはと当日別人がリクエストしたもので、自分が演奏したのは事実です。
(記者)
その酒席は午前0時ごろには終わり、チェロ奏者本人は友人と会い、未明まで遊んだと言っていましたが。
(チェロ奏者Aさん)
「未明3時まで遊んで帰宅しました」
(記者)
交際相手の男性に言い訳をするために話をでっち上げたことになります。
(チェロ奏者Aさん)
「偉い方がいたといえばどうすることもないではないですか。避けられない事情で遅れたという話にしたくて…」
(記者)
Aさんは自分のうそで被害を受けた方々には申し訳ないと話しました。
(チェロ奏者Aさん)
「自分のうそで皆さんが被害を受けたわけじゃないですか。とても申し訳なくて…」
(記者)
Aさんはこれまでに警察に2回出頭を求められ、事情聴取を受けました。
テレビ朝鮮ユン・ソハでした。
(2022年12月8日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)
TV朝鮮/朝鮮日報日本語版