WBC:韓日戦大敗ショック引きずる韓国の看板打者・李政厚「日本人投手の球威ものすごい」

「チェコ戦には勝ったものの喜んでいられない状況」

 【NEWSIS】韓国代表チームは12日、東京ドームで行われた2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドB組の対チェコ戦に7-3で勝った。

 オーストラリアと日本に相次いで敗れた韓国は同日、先発投手・朴世雄(パク・セウン、27)=ロッテ・ジャイアンツ=の好投と試合序盤からの打線の活躍で大会初勝利を挙げた。韓国は準々決勝進出の可能性を残している。

【写真】日本に敗れた野球韓国代表チーム

 金河成(キム・ハソン)=サンディエゴ・パドレス=はソロ本塁打2本を放ち勝利に貢献し、李政厚は決勝タイムリーを放つなど4打数1安打1打点1得点を記録した。

 チェコ戦を終えた李政厚は「幸い打撃の感覚は良さそうだ。チェコの投手たちの球は遅かった。久しぶりに遅い球を打つことになり、タイミングを取るのが大変だったが、それでも何とかバットの『しん』に当てて、インプレーの打球にしようと努力した」「安打になっても、ならなくても、自分ではどうにもできないから、気にせずタイミングをつかむことに集中した」と語った。

 先制タイムリーで勝利打点を挙げた李政厚は「(金)河成さんが前(の打席)で解決しようとしたがうまくいかず、チャンスが来た。内野ゴロでもいいから打って打点を挙げようとしたが、ジャストミートした。決勝点になってうれしい」と語った。

 だが、初勝利を挙げても李政厚の顔に笑みはなかった。

 李政厚は「勝ちはしたが、喜んでいる状況ではない。明日の試合にしっかり備えなければならない。オーストラリア対チェコ戦の試合結果と関係なく、ファンのために最後までベストを尽くすつもりだ。韓国代表のユニホームを着ている限りは最後までベストを尽くすのが当然だと思う」と強調した。

 また、対日本戦で敗れて衝撃を受けたとも話した。韓国は10日の対日本戦で4-13と完敗した。

 李政厚は「今も衝撃的だ。野球人生がいつ終わるか分からないが、ずっと忘れないだろう。悔しいのもあるし、『これは何なんだ』という気もするし、いろいろ考えた」「生まれて初めて見るボールが打てて良かった。確かに日本の投手たちの球は良かった。リーグでは見られなかった球だった」と振り返った。

ムン・ソンデ記者、キム・ヒジュン記者

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  • ▲WBC韓国代表チームの看板打者・李政厚(イ・ジョンフ、24)=キウム・ヒーローズ=はまだ日本戦で負けたショックから抜け出せずにいる。写真=ムン・ソンデ記者、キム・ヒジュン記者
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