韓銀「日本が半導体・電池投資拡大…韓国も競争力強化すべき」

 韓国銀行(中央銀行)は16日、同行が発行している「海外経済フォーカス」の中で、日本が半導体・電池関連産業への投資を拡大しており、韓国も技術競争力を強化すべきだと指摘した。

 日本はこれまで不振だった半導体・電池関連産業への投資を拡大している。日本の半導体市場シェアは1980年代の約50%から昨年は9%へと大幅に低下した。その後、日本の半導体投資は汎用半導体の国内量産と次世代半導体製造能力強化を目指しており、電池部門も政府の積極的な支援で投資を増やそうとしている。

 韓銀調査局は今後、日本が半導体・電池投資で実質的な成果を収めるまでには難関が待ち構えているとの見方もあるが、日本の投資が軌道に乗れば、韓国の主力分野で競争はさらに激しくなると分析した。日本は素材・設備分野で高い技術力を保有しており、安定的なサプライチェーン構築が要求される部門では、日本との協力強化を通じ、生産効率を高めることも重要だと強調した。

 韓銀は日本が半導体・電池投資を増やすことついて、「韓国は研究開発と投資拡大などを通じ、技術競争力を強化すべきだ」と指摘した。

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  • ▲サムスン電子の従業員が半導体生産ラインで製品を点検している。(記事内容とは無関係/朝鮮DB)

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