ウクライナ情報局長の妻が重金属中毒で入院 「毒入りの食事を取った可能性」

 【NEWSIS】ウクライナ国防省情報総局(HUR)のブダノフ局長(中将)の妻が純金属中毒で治療を受けている。BBC放送やニューヨーク・タイムズなどが28日(現地時間)に報じた。

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 HURのアンドリー・チェルニャク報道官が「ブダノフ局長の妻のマリアンナ氏が重金属中毒で入院した」と明らかにしたという。

 チェルニャク報道官は「マリアンナ氏の中毒症状については今も捜査が行われている」と伝える一方で、加害者や重金属の種類などについては語らなかった。捜査中との理由でさまざまな臆測についてのコメントも拒否した。

 HURのアンドリー・ユソフ報道官もBBCウクライナの取材に「マリアンナ氏の重金属中毒」を認めた。

 ユソフ報道官は「別の複数の職員も軽い中毒症状を起こした」と伝えたが、具体的に何人が中毒になったかは明らかにしなかった。

 ウクラインスカ・プラウダも現地筋の話として「マリアンナ氏は毒入りの食事を取った可能性がある」と報じた。マリアンナ氏は治療を受け快方に向かっているという。

 マリアンナ氏の重金属中毒についてはネットメディアのバベルが最初に報じた。バベルは現地医療スタッフの話として「マリアンナ氏から日常生活や軍事目的で使用されない大量の重金属が発見された」と伝えた。

 ニューヨーク・タイムズは重金属中毒に関するニュースが報じられた後、「ロシアは以前から復讐(ふくしゅう)や敵を除去する道具として毒物を利用してきた」とした上で「ウクライナはロシアの犯行であると疑っている」と報じた。マリアンナ氏のケースも毒殺未遂だった可能性に注目が集まっている。

 ブダノフ局長は以前から「ロシアは自分を殺害する計画を進めている」と何度も語ってきた。

キム・イェジン記者

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