普段とは異なり、尿が泡立っていた。病気のサインではないかと不安が先立つ。病院に行くべきだろうか。
もしそれが尿にタンパク質が過度に含まれている現象であるタンパク尿なら、病気のサインかもしれない。ネフローゼ症候群、糸球体腎炎、腎盂腎炎、腎腫瘍、遺伝性腎疾患、糖尿病性腎症、高血圧などを患っていると、タンパク尿が出る。
ただし、タンパク尿だけで病気の診断をするのは難しく、泡立っている尿がすべてタンパク尿というわけではない。海雲台ペク病院腎臓内科のキム・ヤンウク教授は「尿が泡立つ原因は脱水、消炎鎮痛剤など薬物の服用、排尿スピード、運動などさまざまで、こうした場合は原因が除去されれば尿の泡立ちも消える」と説明した。
それでは、いつ病気を疑い、病院に行くべきなのだろうか。キム・ヤンウク教授は「▲尿の泡立ちが普段よりものすごく多かったり▲水を流さずにおいたとき、泡が何分たっても便器にくっ付いていて消えなかったり▲体がむくんで泡立っている尿が出る回数が多いときは、病院に行って正確な原因を把握するのがよい」と語った。
普段から、尿のにおいも確認してみよう。尿からフルーツのようにかすかに甘いにおいがするときは、糖尿病を疑わなければならない。糖尿病の合併症であるケトアシドーシスがあると、血糖が上がり血液が酸性化するが、こうして酸性化した物質が尿として排出され、フルーツのにおいがする。鼻につんと来るアンモニア臭がするときは、膀胱炎が疑われる。膀胱炎になると細菌が増殖し、尿の中の老廃物を分解し、アンモニアをつくり出すからだ。