【健康に関する小さな常識】たくさん食べて寝た翌日、どうしてもっとお腹がすくの?

【健康に関する小さな常識】たくさん食べて寝た翌日、どうしてもっとお腹がすくの?

 過食して寝たのに、翌朝目覚めるとお腹がすいている。普段よりしっかり食べたのに、どういうことだろうか。

 延世ハナ病院のキム・デハ院長は「それまで食べていたよりもたくさんの量の食べ物を摂取すると、身体が恒常性を取り戻すため、さまざまな生理学的要因が作用するからだ」と説明した。

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 過食すると血糖値が急激に上昇し、ただちに血糖値を下げるためインスリンが過剰に分泌される。血糖値が急激に下がると、むしろ低血糖状態になり、強い空腹感を覚える可能性がある。

 過食によって消化が遅くなったり、胃もたれなどの症状が生じると、睡眠の質が低下することもある。これによる睡眠不足は、満腹感促進ホルモンであるレプチンの分泌を減らし、食欲を増進させるグレリンの分泌を増やして空腹感を引き起こす。

 キム・デハ院長は「過食後に続く空腹感は一時的な現象で、次の食事から普段通り摂取すれば、すぐに回復する」と話している。過食した翌日の朝は、食物繊維やタンパク質などが豊富な食事で血糖値を安定させることが、早い回復を助ける。ただし、過食が繰り返されると体重が増えたり代謝異常につながる恐れがあるため、規則的な食習慣を維持することが重要だ。

チェ・ジウ記者
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