よく美容室で、毛先が割れていたり折れている状態のとき、「傷んだ部分が髪の毛を伝って、結局髪全体がダメージを受ける」という話を聞くが、事実だろうか。
これは、半分は正しくて半分は間違っている。髪の毛は死んだ細胞からできている。毛包の中の基質細胞が分裂し、皮膚の表面に移動して死ぬとケラチンがつくられるが、このケラチン線維が移動して結合し、平らになって髪の毛がつくられる。したがって、毛先が損傷しても、死んだタンパク質の傷が髪の根まで伝わるのは物理的に不可能だ。ただし、毛先が割れたまま放置すると、毛髪がさらに割れて上の方まで裂けてしまい、切れやすくなる。すなわち、「傷んだ部分が髪の毛を伝って広がる」という誇張された表現ではあるが、毛先が割れてだんだん切れやすくなるというわけだ。
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このように、すでに損傷した毛先は回復が不可能なため、定期的に傷んだ部分を整えるのがよい。普段から髪の毛が傷まないよう管理しておくのも一つの方法だ。ビタミンA、ビタミンE、不飽和脂肪酸が豊富な食品は、髪の毛に水分を供給し、毛包を刺激して、髪の毛や頭皮の健康改善に役立つ。
髪を洗う前にブラッシングすると、ほこりや余分な角質が落ち、頭皮に適度な刺激を与え、毛髪や頭皮の健康によい。ブラッシングをするときは▲耳の前の部分から上の方に10回▲耳の後ろの部分から上の方に10回▲首の後ろの部分から上の方に10回ずつするとよい。くしの歯の間隔があまり細かくなく、丸みのある木製のくしを選ぶのがよい。
シャンプーをするときは、十分に泡立ててから頭皮と毛髪をこすらなければならない。あまり熱いお湯を使うと頭皮の老化を促進するため、ぬるま湯ですすぐのがよい。タオルで水気を取るときはぽんぽんたたくようにふいて、ドライヤーの冷風で乾かすのがよい。
チェ・ジウ記者