韓国の大学生が就職したい企業ランキング、SKハイニックスが初の1位…昨年9位から急上昇

「給与満足」…2位はCJ ENM

 今年、韓国の大学生が最も就職したいと思う企業ランキングの1位にSKハイニックスが選ばれた。同じ調査で昨年9位だったが、今年は1位へと急上昇したのだ。今年に入り、就職選好トップ常連だったサムスン電子よりも良い実績を上げたことに加え、上半期の月基本給150%を激励金として支給するなど待遇が良いことがうわさになった結果だという分析が出ている。

【写真】日本の中小企業に勤める韓国人ユーチューバーが番組で公開した給与明細

 7月28日に就職ポータル「インクルト」が明らかにしたところによると、韓国各地の大学生1176人を対象に実施した「2025大学生希望就職企業」調査で、SKハイニックスが初めて1位になった。この調査は、今年で22年目になる。大学生がSKハイニックスを選んだ最大の理由は、「満足のいく給与と報償制度(67%)」だった。HBM(広帯域メモリー)を前面に押し出したSKハイニックスが半導体市場で主導権をつかむ産業内変化と破格の報償がそろって影響を与えた、という分析が多い。

 就職選好度企業の2位から4位までも全て、最大の理由として給与、報償、福祉などが挙げられた。CJ ENMの場合は「優秀な福利厚生(42%)」が、3位のサムスン電子も入社したい理由として「満足のいく給与と報償制度(回答者の41%)」が最も多く挙げられた。4位のネイバーも同様だった。

 ただし、ネイバーを含め一時「ネカラク配(ネイバー・カカオ・ライン・クーパン・配達の民族)」と呼ばれて人気を集めていたIT各社は、全般的に順位が低下する傾向を示した。海外のグローバル企業に比べてAI(人工知能)転換で後れを取っているとの評価が反映された余波だという分析が出ている。今回の調査は、韓国国内の時価総額上位170社(持ち株会社・金融機関・公企業除く)を対象に行われた。

ハン・イェナ記者

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