米通信特許侵害訴訟 サムスン電子に4億4550万ドル賠償命じる評決

米通信特許侵害訴訟 サムスン電子に4億4550万ドル賠償命じる評決

 ロイター通信によると、サムスン電子が無線ネットワークに関する特許を侵害したとして提訴されていた裁判で、米テキサス州東部連邦地裁の陪審員団は10日、サムスン電子が4億4550万ドルの賠償金を原告のコリジョン・コミュニケーションズに支払うことを命じる評決を下した。テキサス州東部連邦地裁は、全世界のIT企業の特許紛争が集中する裁判所として知られている。

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 コリジョンは通信標準技術である4G、5G、Wi-Fi無線ネットワークの効率性改善に関連する特許を保有する企業だ。陪審員団はサムスンのノートパソコンとスマートフォン「ギャラクシー」など無線機能を搭載した製品がコリジョンの特許4件を侵害したと判断した。これに先立ち、コリジョンは2023年、サムスン電子に特許を侵害されたとして提訴していた。

 これに対し、サムスン電子は訴訟過程で特許侵害を否定し、特許は無効だと主張してきた。今回の陪審員団による評決は米国の司法手続きにおける一審段階であり、それに基づき裁判官の判決が出ることになる。サムスン電子が地裁判決に不服の場合、連邦控訴裁に控訴することになる。

ソン・ギヨン記者

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