【TV朝鮮】(アンカー)
セクハラ(性的嫌がらせ)被害者が被害から1年後に韓国与党・共に民主党の張京泰(チャン・ギョンテ)議員を告訴したのは、報復に対する恐怖心のためだったと語ってきました。こうした状況を示す当時のグループチャットの内容をTV朝鮮が確認しました。ここには張京泰議員が飲み会で同席した男性秘書官に、被害者の交際相手=当時=の身元を確認する様子もありました。そして、この男性秘書官は元交際相手に不利益を示唆するようなメッセージも送りました。ファン・ジョンミン記者が独自取材しました。
(記者リポート)
昨年10月、女性秘書官3人がいる飲み会に共に民主党の張京泰議員を呼んだのは男性秘書官のA氏でした。
被害者の当時の交際相手がセクハラを目撃したと抗議し、騒動を起こした後、A氏は同席者がいるグループチャットルームで、張京泰議員とのメッセンジャーのやり取りをスクリーンショットでシェアしました。
それには、張京泰議員が被害者の元交際相手の写真を送り、「こいつだよな?」とA氏に尋ねる様子が写っていました。
A氏は「はい。そいつ」「捕まえた」と答えました。
A氏はこのグループチャットルームで、同席者たちに対して張京泰議員のことを「京泰兄さん」と呼んで親しみ深さを見せ、「交際相手の休暇使用の有無を確認してくれるそうです」と言及しました。
ある同席者がなぜかと問うと、「無断欠勤で引っかかるかもしれない」と答えました。
当時の交際相手だった男性はソウル市東大門区庁所属の公務員で、張京泰議員は「東大門乙選挙区」の国会議員です。
A氏は「また何か(××)をしたら、区議会(は共に民主党)が多数党だから首を切ればいい」「もっとひどいことをしたら痛い目に遭わせてやる」という表現も使いました。
こうした点は、「直接的・間接的に圧力が加えられ、脅迫されてきた」という被害者の主張と一致しています。
(被害者の当時の交際相手)
「私が『告訴しよう』と言った時、当時の彼女は『しない』と言った。彼女も私のことをとても心配していた…」
TV朝鮮では、A氏がグループチャットルームで明らかにした内容が張京泰議員の実際の言葉をそのまま伝えたものなのかどうか確認するために連絡を数回試みましたが、連絡が付きませんでした。TV朝鮮、ファン・ジョンミンがお伝えしました。
(2025年12月3日放送、TV朝鮮『ニュース9』より)