ブラジル南部で自由の女神レプリカが倒壊した。
ニューズウィークやNDTVなどが17日に報じた。それによるとブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スール州グアイバ市に最大風速時速90キロの強風が襲った。
この強風で大型スーパー前に設置されていた高さ約24メートルの自由の女神レプリカが倒壊した。
ネットには目撃者らが撮影した動画が投稿されていた。動画を確認するとレプリカが強風で徐々に傾き、駐車場に倒れる様子が映っていた。
このレプリカは2020年に店のオープンを記念し高さ11メートルのコンクリートの土台の上に設置された。昨年もこの地域に暴風や洪水が押し寄せレプリカの一部が損傷したという。今回の強風でレプリカは倒壊したが、土台はそのまま残った。
幸い店のスタッフや周辺住民が直ちに現場を封鎖したためけが人などはなく、物的被害もなかったという。
グアイバ市のマルセロ・マラナータ市長もSNS(交流サイト)に「レプリカ倒壊の現場を確認した」として「激しい強風の中でも迅速に対応できたためけが人などはでなかった」「市当局が全力で対応に当たっており、市民の安全を守っている」と伝えた。
ブラジル当局によると、同日までグアイバ市とその周辺では暴風警報が発令されていた。当局は停電や建物からの落下物、洪水や落雷などへの注意を呼びかけている。
キム・ジャア記者