【TV朝鮮】(アンカー)
韓国与党・共に民主党に所属する張京泰(チャン・ギョンテ)議員のセクハラ(性的嫌がらせ)疑惑が浮上して1カ月たちました。張京泰議員はセクハラ疑惑を否定し、被害者と当時の交際相手を虚偽告訴罪で告訴しましたが、当時の交際相手もこれに対抗して今日(26日)、張京泰議員を虚偽告訴罪で告訴しました。
それと同時に、当時の現場の状況がより具体的に明らかになりました。どのような状況だったのか、ハン・ソンウォン記者が取材しました。
【写真】犯行現場で男性に首根っこをつかまれる張京泰議員…「デートDV事件だ」と反論する様子も
(記者リポート)
「何してるんだ? 他人のカノジョと何をしているのかって言っているんだ」
昨年10月、ある飲み会で、共に民主党の張京泰議員が男性から抗議を受けている様子です。
張京泰議員は女性秘書官に対するセクハラ疑惑が浮上すると、この飲み会の店に現れて抗議した当時の交際相手A氏に矛先を向けました。
(共に民主党の張京泰議員〈先月〉)
「デートDV(恋人による暴力)事件です。交際相手だという人の暴言と暴力で、同席者は全員被害者であり…」
そして今月2日、A氏を虚偽告訴罪や暴行罪などで警察に告訴しました。
A氏はそれから二十日あまり後に見解文を出し、「権力型性犯罪でも飽き足らず、ウソでめった斬りにする2次加害をこれ以上放置することはできない」として、張京泰議員を名誉毀損(きそん)や虚偽告訴罪などで警察に告訴しました。
A氏は「(飲み会のセクハラ)現場で追及した時、『誤解だ』とか『間違いだ』などの弁解を一言もできずに下を向き、顔を隠すことにきゅうきゅうとしていた」「堂々とできるなら、なぜ逃げるように立ち去ったのか」と反論しました。
また、張京泰議員は自身の地方選挙区であるソウル東大門区庁にA氏の監察を要求しましたが、これは「特定犯罪加重処罰等に関する法律上の面談強要罪」に該当するというのがA氏の主張です。
(A氏 /被害者の当時の交際相手〈先月〉)
「私が東大門区庁に勤務していることを知った上で、私に危害を加え得る発言をしたと聞いて…(被害者が)告訴できない理由の一つだった…」
TV朝鮮はA氏の主張に対する反論を聞くため、張京泰議員と議員室補佐官らに電話やモバイル・メッセージなどで問い合わせましたが、回答はありませんでした。TV朝鮮、ハン・ソンウォンがお伝えしました。
(2025年12月26日放送、TV朝鮮『ニュース9』より)