中国の次世代H20ステルス長距離爆撃機に米高官「まだそれほどじゃない」

米空軍グローバル・ストライク・コマンドの新司令官「中国の能力はせいぜい地域爆撃戦力」
中国が2030年代前半-中盤に実戦配備するH20ステルス爆撃機も「米B2、B21に比べれば劣る」
「選択した日・時間・場所にいつでも長距離打撃プラットフォームを投入できる国は米国だけ」

 デイビス司令官のH20「低評価」発言は、過去の米国官僚による評価とも一致する。2024年、米国防総省のある情報当局者は、中国が開発中のH20ステルス爆撃機は「さほど(not really)」恐れていない、と語った。

 当時、この情報当局者は「実際にそのシステム設計を見れば、おそらく米国のステルス性(low observable)武器、特にわれわれが現在開発中の、より進歩したステルス機体ほど優秀ではないものとみられる」「中国人はB2やB21に似た方式でそのシステム能力を実際に動かすに当たって、多くの工学的設計問題に直面している」と語った。

 米国防総省は2024年末、議会に提出した中国の軍事発展に関する年次報告書で「H20はおそらく、今後10年以内のある時点でデビューするかもしれない」と述べつつ、中国がJH-XXと呼ぶステルス中距離爆撃機の開発にも力を入れていることを強調した。

 H20爆撃機のステルス機能とグローバル・ストライク能力が限定的だとしても、アジア太平洋地域は既に中国が保有するDF26中距離弾道ミサイルやH6N爆撃機の直接的な脅威下に置かれていることは事実だ。この状況で中国の長距離爆撃機戦力が強化されれば、米領グアムやハワイ州、中国の域内競争国を脅かす能力も向上するだろう。

 中国人民解放軍は既に、台湾周辺や南シナ海で定期的な爆撃機作戦を拡大し、ロシアの爆撃機と合同訓練も定期的に行っている。西太平洋、特に台湾周辺と南シナ海の紛争海域で定期的な爆撃機作戦を拡大してきた。

 2024年7月には、初めて中国のH6Kミサイル搭載爆撃機がロシアのTu95「ベア」爆撃機と共にアラスカ付近の国際空域まで進出したこともある。

 デイビス大将は、太平洋において中国の接近阻止・領域拒否(A2/AD)能力は引き続き強化されている状況に関連して、現在米空軍が初期運用中のB21「レイダー」爆撃機に「可能なあらゆる情報を収集・統合し、大統領の指示があり次第、引き続いて敵の防空網を突破して打撃できるだろう」と述べ「B21最大の長所の一つは、はるかに多くのセンサーを備え、より多くの情報を入力することができ、潜入爆撃機としてより強力かつ有能になっているという点」と語った。

イ・チョルミン記者

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