米国とイスラエルによるイラン攻撃で日本ではガソリンの平均価格が1リットル当たり1.4円高くなったが、韓国では同じ期間に140ウォン(約15円)以上も上昇した。中東原油への依存度は韓国70%、日本95%で国際原油価格の影響を同じように受けやすく、また韓国ではウォン安、日本では円安といずれも為替の影響も同時に受けているが、両国のガソリン価格上昇幅は短期間で約10倍もの差がついた。専門家は「日本では買い占めなどはほぼないが、韓国では異例とも言える買い占め需要が起きている。またその間に一部のガソリンスタンドでは便乗値上げをしている可能性が高い」との見方を示した。
日本最大のガソリン価格比較サイト「gogo.gs」を6日に確認したところ、5日時点の日本各地のガソリン価格は平均で1リットル当たり155.5円だった。これは2月28日の154.1円に比べて1.4円高い。このサイトは日本全国の約2万5000カ所のガソリンスタンド価格を集計している。
これに対して韓国のガソリン価格上昇幅は同じ期間、日本の約10倍に達していた。韓国石油公社によると、5日の全国のガソリン平均価格は1834.4ウォン(約195.1円)で、これは2月28日の1629.9ウォン(約173.4円)に比べて141.5ウォン(約15.1円)も高くなっていた。
仁荷大学のカン・チョング教授は「日本と韓国はいずれもシンガポール市場の現物価格を基準に小売価格が決まるので、これほどの価格差が出るのは異常だ」と指摘した。
専門家は「韓国における異例の仮需要が日本とのガソリン価格差を生み出している」との見方を示した。ガソリン価格上昇を予想する消費者が急いで車にガソリンを入れ、また需要対応と原油供給に不安を抱いた代理店やガソリンスタンドがガソリン確保に動き、流通段階の価格が急速に上がったのだ。
日本政府は国際原油価格が一定水準を超えれば石油元売り各社に直接補助金を支給し、ガソリンスタンドで価格が急上昇しないよう管理している。そのため日本では庶民の間で「価格は明日すぐには大きく上昇しない」という認識が広がっているという。
ソウル科学技術大学の柳承勲(ユ・スンフン)教授は「基本的には市場で需要が増えれば価格は当然上昇する」とコメントした。
ユ・ジュンホ記者