片思い? 韓国政府の「イラン戦争補正予算案」に中国人観光客向け荷物サービス事業

「戦争を口実に、国民生活と関係ない事業も盛り込む」
「なぜ中国人観光客だけを支援するのか…切りがない片思いだ」

 【NEWSIS】韓国最大野党・国民の力は8日、「今回、政府が国会に提出した補正予算案を見ると、中国人観光客の荷物を運ぶ事業が含まれている」と述べた。

 同党の朴成訓(パク・ソンフン)首席スポークスパーソンは同日午後、国会で記者団と会見し「われわれは今回の補正予算案を国民生活とは無関係な追加事業だと指摘している」「戦争(世界情勢)を口実にした補正予算で、国民生活と無関係な事業が含まれる典型的な例だ」と主張した。

【写真】手荷物運搬・保管サービス「チム・キャリー」

 そして、「今回の補正予算案をよく見ると、戦争を口実に、これまで各部処(省庁)が財政経済部(省)に反対されて盛り込めなかった事業が多数含まれている」と指摘した。

 その上で「国会の財政経済企画委員会も、国税外収入の滞納管理団を新設し、2133億ウォン(約230億円)という国民の税金を投入すると言っている」「国民の生活と関係のない無差別な現金ばらまき事業を予算決算特別委員会で細かく選別し、次世代の負担を軽減するため全力を尽くす」と言った。

 同党の趙廷訓(チョ・ジョンフン)議員も同日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「李在明(イ・ジェミョン)政権と与党・共に民主党の中国に対する片思いは切りがない」と投稿した。

 さらに、「今回の補正予算案に盛り込まれた、中国人観光客のための手荷物運搬・保管サービス『チム・キャリー』の予算は中国人のためだけのものだ」「『たたかれたら削減せよ』という大統領の約束通り、全額削減した」と言った。

 趙廷訓議員は「しかし、中国人観光客だけを選んで支援する100億ウォン(約11億円)の予算は依然として残っている」「文化体育観光部(省)の資料には、中国人観光客20万人に5万ウォン(約5400円)ずつ支給すると明記されている」と主張した。

 その上で「同じ外国人観光客なのに、中国からの観光客だけを支援する理由は一体何なのか」「李在明大統領と共に民主党の中国に対する片思いは実に甚だしい」と語った。

 また、「中国が、中国人観光客が問題だというわけではない。韓国国民を最優先に考えなければならない韓国政府が、中国の顔色ばかり見ていることが問題なのだ」「トランプ米大統領が韓国に対して不満を繰り返し述べているのを聞くと、韓国の外交の方向性や内容について深く考え、懸念を抱かざるを得ない」とも言った。

ハン・ウンジン記者、チョン・サンウ記者

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  • ▲朴成訓(パク・ソンフン)首席スポークスパーソン/写真=NEWSIS
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