中国空母の庭と化した韓中暫定水域…昨年は8回も韓国側に進入【独自】

「西海の内海化」を狙っているもよう

 合参によると、今年第1四半期には中国海軍の軍艦が泰安半島沖にある格列飛列島の「西格列飛島」北西で、韓国領海までおよそ50キロのところまで接近したという。庾竜源議員のオフィスの分析によると、これは瑞山空軍基地からおよそ140キロ、烏山空軍基地と平沢のキャンプ・ハンフリーズからおよそ180キロの距離となる位置だ。電波・電子情報の信号で韓米連合軍の活動を感知できる範囲なのだ。

 中国の空母や他の軍艦の進入が相次ぐのは、西海を「内海化」して太平洋へ進出しようとする中国の計画と密接な関連がある、と専門家らは分析している。中国は2012年に初の空母「遼寧」を就役させた後、19年に2隻目の空母「山東」、昨年には3隻目の空母「福建」を順次就役させた。現在も、満載排水量11万-12万トン級の原子力空母を建造中だ。

 米国は、中国の影響力を九州・沖縄から台湾・フィリピンまでを結ぶ「第1列島線」内で遮断しようとしている。逆に中国は、第1列島線の内側を自国の「内海」のようにして、伊豆諸島とグアムを結ぶ「第2列島線」を突破して太平洋に進み出ようという戦略を持っている。昨年6月に遼寧と山東が初めて第2列島線を越えて西太平洋に進出し、昨年12月には福建が初めて台湾海峡を通過した。米国防総省は、中国が2035年までに空母9隻を確保し、11隻を持つ米国との格差を縮めようとするだろう、と見込んだ。

 庾竜源議員は「急激に成長している中国海軍と直接対峙している韓国軍も、これに対する備えの整備が急務だ」と指摘し、「原子力潜水艦やKDDX(韓国型次期駆逐艦)の配備など、韓国海軍の戦力増強を速やかに推進する必要がある」と語った。合参は「韓国軍は中国の軍艦の活動を綿密に監視・追跡し、国際法を順守する中で中国の軍艦の活動に対して積極対応している」とコメントした。

クォン・スンワン記者

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