昨年パレスチナのガザ地区に向かいイスラエル軍に拘禁された韓国人活動家が再びガザ地区に向かっている。
市民団体「パレスチナ解放に向けた航海・韓国本部」は4日、SNS(交流サイト)を通じ「韓国時間の2日午後11時、キム・アヒョンさん(活動名ヘチョ)が自由船団連合所属の救護船『リナ・アル・ナブルシ』でガザ地区に向かった」と伝えた。
この団体は「パレスチナ民衆は自分の土地で自由に移動し、自らの人生を決める権利がある。同じようにガザに向かうわれわれの航海も行政のいかなる暴力によっても阻止できない」と主張した。
この団体はさらに「海を軍事拠点として暴力と統制を行い、パレスチナ人との連帯を阻止するあらゆる試みに強く対抗する」との考えも示した。
キムさんは昨年10月、ガザ地区封鎖に反対する救護船「Break the Siege: Freedom Flotilla(包囲網を打ち破れ:自由の船団)」でガザ地区に向かったところ、イスラエル軍に拿捕(だほ)され現地の刑務所に2日間収容された。キムさんは今年1月にメディアを通じてこの活動に再び参加する意向を明らかにした。
これに対して韓国外交部(省に相当)はキムさんのパスポートを4月4日付で無効とした。キムさんは外交部からのパスポート返納命令に対して裁判所に執行停止を求めたが、裁判所はキムさんの訴えを棄却した。キムさんはパスポート無効化前に海外に出国したため、外交部はガザ地区訪問の危険性をキムさんに伝えようとしたが、キムさんは連絡を受けないという。外交部は関係国にキムさんの安全確保を求めるなど対応に乗り出すとみられる。
ガザ地区は旅券法などにより無許可の訪問や滞在が禁じられている。パスポートの特別使用許可を受けず訪問・滞在した場合は1年以下の懲役または1000万ウォン(約110万円)以下の罰金に処される。
チェ・ヘスン記者