韓国貨物船の爆発・火災 トランプ大統領に犯人扱いされたイラン反論「根拠ない」

韓国貨物船の爆発・火災 トランプ大統領に犯人扱いされたイラン反論「根拠ない」

 ホルムズ海峡に近いアラブ首長国連邦(UAE)の領海に停泊中だった韓国の海運会社所有の貨物船で爆発が原因とみられる火災が発生し、これをトランプ大統領は「イランによる攻撃」と主張しているが、イランは「根拠がない」と反論した。

【写真】「もう優しい男ではない!」 サングラスをかけて銃を持つトランプ大統領

 イラン国営のIRNA通信は6日(現地時間)、韓国メディアを引用する形で「トランプ大統領は何の根拠も提示せずイランがこの貨物船を攻撃したと主張している」と報じた。IRNAは「韓国政府は事故原因解明のための調査を開始した」と強調した上で「この火災は機関室で発生した事故」とする韓国政府の当初の発表を伝えた。

 IRNAは「韓国外交部(省に相当)は事故直後にイランを含むUAE、イラク、カタール、サウジアラビア、オマーン駐在の大使らと緊急の会議を行った」とも伝え、これを「トランプ大統領の主張への対策会議」とする見方を示した。さらにトランプ大統領に対しては「ホルムズ海峡の緊張を高めるのに大きな役割を果たした」として非難を強めている。

 事故を起こした貨物船は韓国の海運会社HMMが所有するパナマ船籍の「HMMナム」で、韓国時間の4日午後8時40分ごろUAEのウム・アル・カイワイン港沖合で停泊中に爆発が原因とみられる火災が発生した。事故直後に韓国政府は青瓦台(韓国大統領府)で姜勳植(カン・フンシク)大統領秘書室長主催の緊急点検会議を開き、正確な被害状況と原因の把握に乗り出した。

 現時点で韓国政府による公式の調査結果は公表されていない。米国はイランが背後にいる可能性を指摘しているが、イランはこれを全面的に否定し「政治的な責任転嫁」と反論している。ホルムズ海峡を巡る軍事面・外交面での緊張が高まる中、事件の原因究明とその結果が今後イランを巡る中東情勢に何らかの影響を及ぼしそうだ。

キム・ジャミン記者

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