【週刊朝鮮】6月3日に投開票が予定されている韓国の統一地方選挙に向け朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領が韓国野党・国民の力を支援する活動を続けているが、これについて同党の申東旭(シン・ドンウク)首席最高委員は「弾劾の正当性を改めて振り返るきっかけになるかもしれない」と主張した。
申東旭最高委員は26日にCBSラジオの「パク・ソンテのニュースショー」に出演し「朴槿恵元大統領の登場が実際の票にどれだけつながるかは別問題だが、非常に象徴的な意味合いがある」「果たして朴槿恵元大統領に対する弾劾が正当だったか、国民の関心を再び呼び起こすきっかけになるだろう」と述べた。
申東旭最高委員はさらに「司法の判断そのものを否定するわけではない」としながらも「政治的な領域で朴槿恵元大統領弾劾の正当性に対する評価は2017年当時と将来は変わってくる可能性があると思う」との考えも示した。
申東旭最高委員は「朴槿恵元大統領に過ちが全くなかったとは言えないが、政治の敗者になると客観的事実よりもはるかに厳しい評価を受けることがある」「朴槿恵元大統領の事例はそれを示しているのではないか」とも指摘した。
朴槿恵元大統領の最近の動きについては「今回の選挙で何もしなければ国が危機に陥りかねないと判断したようだ」「党の支持層と保守陣営全体を心配する人たちにとっては意味のある行動になるだろう」と評価した。
申東旭最高委員は「朴槿恵元大統領の弾劾は党が分裂する中で起こった側面がある」「今回の動きには保守陣営分裂に対する警告を込めた意味合いもある」と主張した。
朴槿恵元大統領は5月23日の大邱七星市場での遊説を皮切りに忠清道でも遊説を開始し、その後も釜山、蔚山、慶尚南道、江原道地域を訪問する日程を公表している。朴槿恵元大統領が選挙運動の表舞台に登場するのは2017年の国政ろう断(利益を独占すること)問題後では初めてとなる。
申東旭最高委員は今回の統一地方選挙の情勢について「選挙戦序盤は国民の力の方が数値の上ではかなり劣勢でとても心配した」としながらも「今はその格差が急激に小さくなっている」との見方を示した。
さらに「支持率の流れは右肩上がりで、湖南(全羅南北道)と西部を除く嶺南(慶尚南北道)、東部圏、首都圏でもその差は小さくなっている」「共に民主党が序盤に予想した流れの通りにはなっていない」と主張した。
申東旭最高委員は「李在明(イ・ジェミョン)政権審判論や不動産政策への批判、控訴取り消し問題への反発、シャイ(支持を公言しない)保守の結集などが同時に起こりつつある」と分析した。
同時に「李在明政権のけん制を望むのであれば、国民の力に力を与えることが正しい」「野党に力を与えなければ国家的な危機に直面する可能性があると思う」と訴えた。
ペク・チナ記者