「尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領は京畿道義王市のソウル拘置所で、3つの房を1人で使用するなどの特別扱いをされている」という疑惑に対し、韓国法務部(省)は10日、ソウル拘置所の独居房の動画をユーチューブに掲載して反論した。法務部が拘置所内部の施設を外部に公開したのは初めてのことだ。
【写真】大人一人がやっと寝られる程度のスペース…公開された拘置所の独居房
法務部は同日、「前大統領が収監されているソウル拘置所のあの房を初公開」というタイトルの動画を動画共有サイト「ユーチューブ」のチャンネルに掲載した。動画の長さは2分14秒間だ。
動画で公開された独居房は、トイレを含めて6.76平方メートル(約2坪)で、成人男性1人がかろうじて横になれる程度の広さだ。独居房の中には扇風機1台と個人用の物品保管棚、収容者の生活規則集などがある。動画で公開された独居房は狭いだけでなく、設備も全体的に古くなっている様子だった。
法務部は「独居房には健康上の理由や生活態度だけでなく、基準に基づいて分類された管理対象者が収容される」「各独居房は別個に管理され、収容者が任意に他の房に出入りすることは許可されていない」と説明した。その上で、「世間を騒がせる者でも、誰であろうと鉄の門の中では例外ではない」「この場所を動かすのは特別扱いではなく、原則だけだ」と言い切った。
尹前大統領がいる場所と同じ独居房を法務部が公開したのは、このところ一部の人々の間で取り沙汰されている「尹前大統領特別扱い説」が原因と見られる。あるユーチューブ・チャンネルでは先月、「尹前大統領は扉が開きっぱなしになっている3つの居房の自由に使用しており、『ソージ』と呼ばれている収容棟清掃員2人が担当となって世話してもらっている」という疑惑が取り上げられた。
これに対して法務部は「尹前大統領は現在、一般収容者の居房と同じ独居房を1つだけ使用しており、担当の清掃員も存在しない」と反論した。
キム・ナヨン記者