李石基の写真を掲げ太鼓たたいてダンス…偶像崇拝のような親北集会

 集会では、獄中から送られた李石基元議員の手紙が朗読された。李石基元議員は手紙に、「階級の問題で与党と野党が全く変わらないということがそっくりそのまま明らかになった。農地改革のように、資産再分配政策など大胆かつ根本的な発想が必要だ」と書いた。朗読が終わると、1人の集会参加者がステージに上がり、「司法府の誤った判断を大統領が、政府が正さなければならない」と叫び、李石基元議員の手紙に応えた。

 同じ日に、ソウル・汝矣島では「司法改革積弊清算汎国民市民連帯」(市民連帯)がいわゆる「検察改革」と高位公職者犯罪捜査処の設置を要求した。市民連帯は「チョ国(チョ・グク前法務部長官)守護集会」を開いた団体だ。ここで集会参加者たちは黄色の風船を手にしていた。汝矣島公園の近くから汝矣大路の5-7車線約500メートルが黄色の風船で覆われた。主催側はステージに上がり、「チョ国前長官とその家族のことを忘れてはならない。我々は義理のある国民になろう」とシュプレヒコールを上げた。ソウル市瑞草区の大検察庁前でも「共にチョ国守護検察改革」という団体が「瑞草月光集会」を開き、「チョ国守護! 検察改革!」と叫んだ。

 親文系インターネット掲示板では、逮捕・収監されたチョ国前長官の妻・鄭京心(チョン・ギョンシム)東洋大学教授にあてた「応援の手紙を送る運動」が行われている。運営サイドが「つらい収監生活を過ごしていらっしゃる鄭京心先生にクリスマス・年末年始の手紙を1通ずつお送りしましょう」という公示を掲載、鄭京心教授の収監番号とソウル拘置所の郵便受けの住所を公開した。すると、会員たちは「記念ショット」にコメントをつけた。「鄭京心教授頑張ってください。我々がチョ国だ!」と書かれた手紙とクリスマス・シールが付いた封筒などの写真がアップされた。

チェ・ウォングク記者
前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲今月7日午後、ソウル市鍾路区孝子洞の青瓦台前で行われた「12・7李石基(イ・ソッキ)釈放大会」で、グランドピアノ50台を動員して合奏する参加者たち。グランドピアノのほかにもギター、ウクレレ、ハーモニカの演奏で、歌手アン・チファンの歌『人の方が花より美しい』を歌った。写真=イ・ウンヨン朝鮮Biz記者

right

あわせて読みたい