▲ソウル市江西区で18年にわたり毎日ごみ拾いを続けているユ・ヨングンさん(62)。ユさんは同区開花洞の弥陀寺駐車場でこれまで自ら拾い集めたごみを見せてくれた。周辺住民はユさんを「環境大統領」と呼んでいる。5月22日撮影。/チャン・リョンソン記者

 まだ日が昇る前の5月22日早朝4時、ソウル市江西区の開花山でユ・ヨングンさん(61)がトングと複数のごみ袋を手に山に登り始めた。ごみを見つけるたびに全て拾って袋に入れたため、準備したごみ袋はたちまちいっぱいになった。天気が良くない日も毎日のようにごみ拾いを続けるユさんは、自らが住むソウル市江西区傍花洞周辺で18年にわたり環境浄化活動を続けている。そのため周辺住民はユさんを「環境大統領」と呼んだりする。

 ユさんが山で拾い集めたたばこの吸い殻だけで20袋以上になった。ごみの中には地面に半分ほど埋まった状態で発見された1970年代のラーメンや菓子の袋もあった。これらは数十年過ぎても分解されないのだ。自分が集めたごみを通じて環境保護の大切さを知ってほしいと考えていたユさんは、8年前から開花山でごみの展示を始めた。ユさんは「環境保護は誰でもできる。日常生活でごみを軽々しく捨てず、しっかりと分離して出しさえすれば、それがすなわち環境保護運動になる」と語る。

■ごみで作品を作るクリーン・ハイカーズ

 登山や旅行を楽しむ美大出身のキム・ガンウンさん(31)は3年前から全国の山を歩いてはごみ拾いを続けている。キムさんは自ら拾い集めたごみで「ジャンク・アート」を始めた。ソウル市西大門区の鞍山の頂上でごみ拾い用のトングを持つおばけ、仁王山の頂上で「ごみNO」と書かれたマスクを着用した地球のオブジェなどがキムさんとクリーン・ハイカーズの仲間たちの作った作品だ。登山客たちが片手にごみを持ちながら山を下りてくる様子を見てアイデアが浮かび、仲間と共に始めた「クリーン・ハイキング」にはいつしか全国で100人以上の若者が集まるようになった。キムさんは「『ごみを捨てるな』といった固いスローガンではなく、ごみのオブジェを作れば視線を集めることができると考えた」「私のジャンク・アートを見てごみを拾う文化が広まってくれればと思う」と述べた。

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■海をきれいに、セーブ済州の海

 7年前にインドネシアのバリ島にサーフィン旅行に行ったハン・ジュヨンさん(39)は海のごみを見て大きな衝撃を受けた。「水半分、ごみ半分」という言葉を実感するほど海岸は浮遊物だらけだった。出身地の済州島に戻ったハンさんは韓国の海について調べるようになった。漁師たちが使った後に捨てた古い網、プラスチックのかけらがはげ落ちたブイ、中国語が書かれたペットボトルなどで済州島の海も汚染されていた。海をきれいにする必要性を実感したハンさんはサーフィン仲間の知人たちとボランティア団体「セーブ済州の海」を立ち上げた。これまで3年にわたり2000人以上のボランティアと協力し10トン以上のごみを集めたという。ハンさんは「ごみを捨てないことも大切だが、環境を破壊する製品の使用を減らすことが最も重要だ」として環境に優しい製品の使用を呼び掛けている。

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