▲墓から発見されたワインの壺/ウィーン大学

 エジプト初の女性ファラオ(統治者)・メルネイトのものと推定される墓から5000年前のワインのつぼが数百個発見された。

 米ニューヨーク・ポストなど外信各社が15日に報じた。ドイツとオーストリアの研究チームが古代エジプトのメルネイト女王の墓を発掘する際に数百個のワインつぼと複数の副葬品を発見した。

 つぼの一部には5000年前のワインが密封された状態で保管されていた。研究チームはワインについて「液体の状態ではなかったが、内容物はかなりしっかり保存されていた」と伝えた。

 作業チームのリーダーを務めるオーストリア・ウィーン大学のクリスティナ・ケーラー教授は「ワインはもはや液体ではなく、赤(ワイン)か白(ワイン)かも分からない状態だった」とする一方「ワインのつぼからブドウの種など多くの有機残留物を発見した。現在科学的にそれらを分析している」と説明した。

 ケーラー教授によると、今回発見されたワインはエジプトで発掘された2番目に古いワインだという。

 メルネイトの墓は彼女が埋葬された空間と宮人・下人41人の墓が含まれている。この墓は焼かれていない泥れんが、粘土、木材で建設された。

 メルネイトはエジプトで最初の女性ファラオと推定される人物だ。メルネイトはエジプト王朝の墓が集まるアビドスに埋葬された唯一の女性だ。

キム・ミョンイル記者

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