▲写真=UTOIMAGE

【NEWSIS】1000年以上前にバイキングが使っていた剣が原型を維持した状態で発見された。ポーランド北部ブウォツワベク市内のある川で掘削工事中だった作業員らがこの剣を発見した。英デーリー・メールなどが18日(現地時間)に報じた。

 周辺のニコラウス・コペルニクス大学の研究チームがX線撮影を行ったところ、この剣は西暦950年より前に作られたバイキングの剣だったことが分かった。

 研究チームのある関係者は「1000年以上も泥の中に沈んでいたにもかかわらず、素晴らしい状態で保存されていた。これは非常に驚くべきことだ」とコメントした。

 剣には「ウルフバート(Ulfberht)」という文字が刻まれていた。これはバイキングが使っていた剣の一つで、これまで欧州全土で約170本発見されているという。

 デーリー・メールはウルフバートについて「歴史的に見ても偉大な剣の一つ」「力と柔軟性を兼ね備えており、バイキングの戦士たちが好んで使っていた」などと報じた。

 バイキングの時代、自由市民は誰もが剣を持つ必要があったが、剣は制作費用がかかるため、その所有は身分の象徴でもあった。

 外信各社はウルフバートについて「炭素含有量と金属の純度が高く、現代の考古学者も驚くほど」と伝えている。

 ウルフバートの正確な起源や鋳造場所などは今のところ確認されていない。

チョン・ヘスン記者

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