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ゴルフ場にできた陥没穴から19世紀のワインセラー発見 /英マンチェスター
英国のゴルフ場でシンクホール(陥没穴)が発生し、中から19世紀のものと推定されるワインセラー(地下貯蔵室)が現れた。
【写真】陥没穴から見つかった100年以上前の地下ワインセラー
英国BBC、インディペンデントなどが3日(現地時間)、報じた。それによると、このゴルフ場は英マンチェスター近郊のトラフォードにあるデイビーヒューム・パーク・ゴルフクラブ。2月28日にSNS(交流サイト)で、13番ホールのティーボックス付近の地中から100年以上前のものとみられるワイン貯蔵室が見つかったと明らかにした。このゴルフクラブは英国で4番目に古いゴルフ場だ。
ゴルフコースの副管理者を務めるスティーブ・ホプキンスさんが13番ホール近くを点検していたところ、小さなシンクホールがあるのを見つけた。ホプキンスさんは、このシンクホールが排水管の破損が原因で発生したものとみて、補修工事を実施することにした。ところが、掘削機で地面を掘り進めたところ、中から巨大な空洞が現れたという。
ホプキンスさんは懐中電灯を持って中に入り、空洞の中を調べてみた。中にはれんがで精巧につくられた貯蔵室があった。天井もれんが製でアーチ状になっており、数十本のワインの瓶が発見された。ホプキンスさんは「瓶の形が全て変わっていて、非常に古いように見えた」「どの瓶も全て、手作りで膨らませて作ったようだ」と説明した。
調査の結果、このワイン貯蔵室は1888年に撤去された大邸宅「デイビーヒューム・ホール」の一部だったことが分かった。報道によると、この邸宅は12世紀からヒューム家が所有していた。ところが、1923年にゴルフクラブ側が邸宅の敷地の一部を買い取ってゴルフ場を作ったため、地下のワイン貯蔵室はそのまま埋没してしまったという。
シンクホールが見つかった13番ホールは以前から「ザ・セラーズ(The Cellars、貯蔵庫)」という愛称で呼ばれていたことが分かり、そのこともゴルフクラブの関係者を驚かせた。ホプキンスさんは「商人たちがこの場所に出入りしていたのだろう」と話した。
ゴルフクラブ側は「100年以上前の歴史的なワインとポートワインの瓶がたくさんあった」として、貯蔵室の様子を動画で公開した。さらに、3日には「ワイン貯蔵室をどうするか決めるまでの間、安全に管理している」「本当に不思議な発見だ。ここで見つかった数々の瓶もすでに拾い集めた。素敵な展示物としてクラブハウスに飾る予定だ」と説明した。
チョン・チェビン記者