▲飼い主のボシェットさんと共に化石を発見したペットのマフィン。発掘現場でリラックスしている。/ボシェットさんのインスタグラム

 ペットの犬と散歩中に7000万年前の恐竜の化石を偶然発見していた男性のエピソードが最近話題になっている。男性は現場を保存するため2年にわたり発掘チームと共同で極秘に作業を続けていたという。

 米ワシントン・ポストなど複数の外信が5日に報じた。それによるとフランス人男性のダミアン・ボシェット(Damien Boschetto)さん(25)は2年前のある日、ペットの犬のマフィンと共に自宅近くの森を散歩していたところ、動物の骨のような物体を発見した。崩れた崖の絶壁の端で土の外に飛び出していたという。普段から古生物学を独学で研究するなどこの分野に関心があったボシェットさんはすぐ現地の関連学会に連絡した。

 駆け付けた専門家が現場を調べたところ、ボシェットさんが見つけたのは恐竜の化石だった。地球上で最も巨大な生物としてしられるティタノサウルス(Titanosaur)の骨盤の骨だったという。ティタノサウルスは1億4500万年から6600万年前までの白亜紀に主に南米で生息した草食恐竜だ。恐竜の中でも最大として知られ、30種以上ある中で最も大きいものは全長26メートル、体重70トンに達するという。非常に長い首を持ち大きな木の葉などを食べていた。

 ボシェットさんと専門家らは直ちに発掘作業に取りかかったが、その作業は2年にわたり極秘に行われた。現場の損傷を懸念しメディアなどには一切知らせなかったという。つい先日全ての作業が終了し、ボシェットさんが発見した骨は別の骨とつなげられ全体の約70%が完成した。現在頭の部分と大腿(だいたい)骨だけが見つかっていないが、この恐竜は比較的骨格が小さく、全長は推定で9メートルほどだという。また堆積物を分析したところ、約7000万年前の白亜紀後期に生息したと推定されている。

 全ての作業が終わればこの恐竜の骨は地元のフランス南部クリュジーにある博物館に展示される予定だ。この博物館でボシェットさんは数年前からボランティアとして活動してきたという。発掘に貢献したことでボシェットさんの人生も変わった。職場を辞め古生物学者として本格的に活動することにしたのだ。博物館も「ボシェットさんはチームに加わり大きく貢献した」「フランスと欧州の白亜紀後期の生物や生態系の解明にも力を尽くした」とコメントした。

 ボシェットさんは今後も研究を続けるため古生物学修士号を取得したいという。ボシェットさんは「今後どのような人生になったとしても、確実なことは私の友達で8歳のペットのマフィンが化石を探す探検にいつも一緒にいてくれることだ」と述べた。まだ見つかっていない骨についてもボシェットさんは「今後の追跡調査で発見できるだろう」と期待を示した。

ムン・ジヨン記者

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