▲写真=UTOIMAGE

【NEWSIS】ウクライナが26日(現地時間)、これまでにロシア黒海艦隊に所属する軍艦の3分の1を破壊もしくは無力化したと主張した。

 ウクライナ海軍のドミトリー・プレテンチュク報道官はこの日、AP通信のインタビューでこのように明かし、ロシアの軍事能力に打撃を与えたと語った。

 プレテンチュク報道官は、今月23日の夜にクリミア半島のセバストポリ港に停泊していたロシアの揚陸艦「コンスタンチン・オルシャンスキー」を攻撃したことを明らかにした。同艦は、ロシアが2014年にクリミア半島を強制併合した際に拿捕(だほ)されるまではウクライナ海軍の所有だった。

 プレテンチュク報道官は先に、同日の攻撃でロシアの揚陸艦「アゾフ」と「ヤマル」、情報艦「イワン・フルス」を損傷させたと発表していた。

 プレテンチュク報道官はAP通信に、今回の攻撃にはウクライナで生産したネプチューン・ミサイルを使用し、セバストポリの港湾施設や石油貯蔵庫も攻撃したと説明した。

 一方ロシアは、セバストポリ攻撃の事実を確認しつつも、艦隊への被害は認めなかった。

 プレテンチュク報道官は、ウクライナがロシア艦の3分の1を無力化したが、ミサイルを搭載した軍艦は数十隻のうちたった2隻を沈めたのみで、攻撃を続行すると強調した。

 プレテンチュク報道官は、AP通信に対し「われわれの究極的な目標は、アゾフ海と黒海地域からいわゆるロシア連邦の軍艦を完全に消し去ること」と披歴した。

 ロシアのメディアは今月初め、海軍総司令官だったニコライ・エフメノフが解任されてアレクサンドル・モイセエフ提督が代行に任命されたと報じていた。

 今月5日に1300トン級の黒海艦隊哨戒艦「セルゲイ・コトフ」が撃沈されたことなどに対する更迭人事だと解釈された。先月中旬には、黒海艦隊の揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」が沈んだ。

 クレムリン側はまだ公式な人事を発表していないが、今月19日の海軍の行事ではモイセエフ提督を新たな海軍総司令官代行として紹介しており、交代説を既定事実化した。

シン・ジョンウォン記者

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