▲キム・ヒョンジ韓国大統領室第1付属室長。写真=大統領室通信写真記者団

 韓国野党・国民の力の朴庭勲(パク・チョンフン)議員=1期目、ソウル松坡甲選挙区=が「李在明(イ・ジェミョン)政権で『実力者の中で実力者』とされているキム・ヒョンジ大統領室第1付属室長は金日成(キム・イルソン=北朝鮮・朝鮮労働党初代総書記)追従勢力である京畿東部連合とつながっている」と主張した。

【写真】「李大統領とキム・ヒョンジは犯罪共同体」と主張する朴庭勲議員

 これは、朴庭勲議員が14日午前、国会で記者会見を開き、違憲政党と判断され解散した統合進歩党所属の金美希(キム・ミヒ)元議員の選挙法違反裁判判決文などを根拠に主張したものだ。朴庭勲議員は「李在明大統領は2010年の地方選挙で金美希元議員との候補者一本化により当選した。その後、李大統領が京畿東部連合とどんな関係にあるか、(疑惑が)絶えず出ている」と言った。京畿東部連合は、朴槿恵(パク・クンヘ)政権時代の14年、違憲政党と判断されて解散した統合進歩党の主流勢力とされている。

 さらに、「金美希元議員の選挙法違反裁判の判決文を見ると、同元議員の夫は京畿東部連合の中核勢力だ。金美希元議員はある食事会を訪れて選挙運動をし、食事の代金を支払った選挙法違反で起訴されたが、この違反行為にキム・ヒョンジ室長が関与していた」と語った。そして、「京畿道城南市で社会団体活動などをしていて、被告の金美希元議員をよく知っているキム・ヒョンジ」と書かれた判決文に言及した。

 朴庭勲議員は「キム・ヒョンジ室長と李大統領は『犯罪共同体』だ」とも言った。同議員は「李大統領は2004年の城南市議会で、市議会議員らを脅迫したとして罰金500万ウォン(現在のレートで約53万円)を言い渡された前科がある。この犯罪行為に、キム・ヒョンジ室長も加わっていたことが確認された。犯罪共同体だったという事実が新たに確認されたのだ」と主張した。その上で「大韓民国の司令塔が、韓国の『主敵』である北朝鮮とつながっている可能性があるということになるのだから、徹底した真相解明が必要だ」と発言した。

イ・ファンヒ記者

ホーム TOP