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179人死亡の旅客機事故から1年 李大統領「深くおわび」=遺族の支援約束
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は29日、南西部の務安国際空港でタイ・バンコク発のチェジュ航空の旅客機が炎上し、乗員乗客181人のうち179人が死亡した事故から1年を迎えて開かれた追悼式典に先立ち公開した映像で「どのような言葉でも十分な慰めにならないことは承知しているが、国民の生命と安全を守るべき責務を負う大統領として深くおわび申し上げる」と述べた。
映像で李大統領は「形式的な約束や空虚な言葉ではなく、実質的変化と行動が必要だ」とし、「航空鉄道事故調査委員会の独立性と専門性の強化を積極的に推進し、旅客機事故の原因究明に最善を尽くす」と強調。遺族が日常を取り戻すことを最優先に、心理、医療、法律、生活など総合的な支援を続けると約束した。
李大統領は今年7月、2014年の旅客船セウォル号沈没事故、22年の梨泰院雑踏事故、23年に中部の忠清北道清州市・五松で起きた地下車道の浸水事故の被害者遺族を招いた席でも政府を代表して謝罪した。