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韓国大統領府 無人機侵入巡る金与正氏の談話に「平和共存を」
【ソウル聯合ニュース】韓国の青瓦台(大統領府)関係者は19日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が韓国無人機の北朝鮮侵入事件に関する鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官の遺憾の意と再発防止表明を評価する談話を出したことについて、「政府は南北が平和共存や共同成長の道に進むことを期待する」との立場を明らかにした。
また、「政府は接境(境界)地域で緊張を高める行為をやめ、平和を築くための努力を南北が共にすることを望む」と述べた。
鄭氏は18日に記者会見を開き、韓国無人機の北朝鮮侵入に対する再発防止策について、飛行禁止区域の設定などを含めた南北軍事合意の一部を韓国側から復元すると発表。金氏は19日に談話を出し、「われわれの領空を侵犯した韓国側の無人機挑発行為を公式に認め、再び遺憾の意と再発防止の意志を表明したことを高く評価する」としつつ、南北境界線地域の警戒を強化する方針を示した。
一方、韓国の保守系最大野党「国民の力」の崔宝允(チェ・ボユン)首席報道官は鄭氏が遺憾の意を表明したことについて、「政府が国のプライドを自ら投げ捨てた」と非難する論評を出した。
論評は「無人機侵入事件の調査が進められているが、政府が急いで遺憾を表明した」とし、「金与正の一言で低姿勢を取る姿は国民のプライドに深い傷を残した」と指摘。鄭氏の謝罪を求めた。
脱北者出身の同党の朴沖綣(パク・チュングォン)国会議員は李大統領に対し、鄭氏の更迭を求めた。