【シンガポール聯合ニュース】シンガポールを国賓として訪問している韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は2日、ウォン首相との首脳会談後の共同記者発表で「中東の安定と平和が回復することを願う点で(両首脳の)意見が一致した」と述べた。

 李大統領によると、会談で両首脳は、米国とイスラエルの攻撃でイランの最高指導者ハメネイ師が死亡するなど緊迫している中東情勢について議論。世界の安全保障やエネルギー供給網、世界経済に与える影響についても評価を行った。

 また、シンガポールは2018年に米朝首脳会談が開かれた意義深い場所だとした上で、「8年前のシンガポールは対話と意思疎通のリーダーシップを通じ、平和に向けた卓越した外交力を示した」と振り返った。

 続いて、朝鮮半島の平和と安定、南北対話の再開に向けた韓国政府の努力を支持したウォン首相に謝意を表し、今後も朝鮮半島と地域の平和のために建設的な役割を果たすことを要請した。

 李大統領は、シンガポールとの交流協力について「両国は限られた資源と地政学的な挑戦を発展の足がかりとし、模範的な中堅国として成長する底力を見せた。21世紀の超不確実性の時代においても信頼できるパートナー」と強調した。

 また、通商・経済安保環境の変化や技術の進展を踏まえ、自由貿易協定(FTA)の改善交渉を開始すると明らかにした。

 主要協力分野である人工知能(AI)については「両国が『AI協力フレームワーク』の締結を推進し、『皆のAI』ビジョンを実現するための礎とする」と述べた。

 安全保障分野については、防衛産業技術の共同研究を拡大し、防衛能力強化策について議論を続けるほか、オンライン詐欺やサイバー脅威など越境犯罪への対応協力も強化すると伝えた。

 李大統領は、この日の会談の成果として両国がAI、原発、先端科学技術など将来有望な分野へと協力の幅を広げることを期待していると述べた。

 さらに、昨年の韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で発表した「夢と希望を実現する貢献者(Contributor)」「成長と革新の跳躍台(Springboard)」「平和と安定のパートナー(Partner)」を目指す「CSPビジョン」に言及。シンガポールと共にCSPビジョンを本格的に履行するとして、来年のASEAN議長国であるシンガポールの活動を積極的に支援すると約束した。

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