野球
WBC:「泳ぐような走塁」に翻弄された韓国…ドミニカに0-10でコールド負け
「フアン・ソトの信じられないような『スイム・ムーブ(泳ぐような走塁)』がとどめを刺した!」(米スポーツ・メディア「クラッチポインツ」)
14日(韓国時間)に米マイアミのローンデポ・パークで行われた韓国とドミニカ共和国の6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝。韓国が0-3でリードされていた3回裏、ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア=トロント・ブルージェイズ=が中継ぎ投手・盧景銀(ノ・ギョンウン)=SSGランダース=から右中間を突く二塁打を放った。
【写真】コールド負けを喫し無念の表情を浮かべる韓国代表たち
打球を追いかけて走ったセンターの李政厚(イ・ジョンフ)=サンフランシスコ・ジャイアンツ=はボールを取り、素早く投げ返した。その間に一塁走者だったフアン・ソト=ニューヨーク・メッツ=は三塁を回ってホームに突進した。
ショートの金周元(キム・ジュウォン)=NCダイノス=を経て捕手・朴東原(パク・ドンウォン)=LGツインズ=のミットに送球が届いた瞬間、ホームに飛び込んできたソトは左腕を縮めて捕手のタッチをかわし、右腕を長く伸ばしてホームプレートに触れた。全速力で疾走しながらも、水中を泳ぐように両腕を柔軟に動かし、捕手のタッチを巧みにかいくぐったのだ。空を切った朴東原のミットは、ソトではなく地面をたたいた。
判定結果はセーフだった。韓国のベンチは直ちにチャレンジを要求したが、判定は覆らなかった。米クラッチポインツは「WBCの歴史に残る驚くべき走塁プレー」と絶賛した。
勢いに乗ったドミニカ共和国は、マニー・マチャド=サンディエゴ・パドレス=のレフト前タイムリーに続き、フェルナンド・タティス・ジュニア=パドレス=とケテル・マルテ=アリゾナ・ダイヤモンドバックス=の連続四球でその差を7点に広げた。事実上、勝負の流れがドミニカ共和国側に大きく変わった瞬間だった。
2回裏に失点した場面でも悔やまれる守備があった。ゲレーロ・ジュニアが先発投手・柳賢振(リュ・ヒョンジン)=ハンファ・イーグルス=から四球を選んで出塁した後、ジュニオール・カミネロ=タンパベイ・レイズ=が左翼の深い所に二塁打を放った。三塁を回ったゲレーロ・ジュニアがホームに走り込み、韓国の野手陣はリレー送球で対抗した。
しかし、金周元のホーム送球がそれて、左に大きく曲がってしまった。ゲレーロ・ジュニアは余裕で送球を避けて先制点を挙げた。その間に三塁に達したカミネロは、続く打者の内野ゴロでホームを踏み、追加点を挙げた。
韓国はこの日、ドミニカ共和国の強力打線に苦しみ、0-10の7回コールド負けを喫した。先発の柳賢振が2回に3点を奪われて崩れた後、3回はなんと4人の中継ぎ投手がマウンドに立つ事態となり、4安打・3四球を許してさらに4点を失った。
0-7と点差が開いた7回裏、二死という場面でオースティン・ウェルズ=ニューヨーク・ヤンキース=に3ランを打たれ、試合はそこで終了した。
キム・ドンヒョン記者