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「ハリウッドは偽善者の殿堂」 米アカデミー賞授賞式後の観客席、床に散乱するごみが話題に
米国で最も権威のある映画賞「アカデミー賞」の授賞式が終わった後、会場にごみが散乱している様子が写真で明らかになり、物議を醸している。米紙ニューヨーク・ポストなどが16日(現地時間)に報道した。
【写真】客席の床はゴミだらけ
報道によると、15日に米ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで第98回アカデミー賞授賞式が開催されたとのことだ。この日、動画配信サービス「NETFLIX(ネットフリックス)」のアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』は長編アニメ賞と主題歌賞の2部門で受賞を果たした。
ところが、華やかな授賞式が幕を閉じた後、ある写真が公開されたことで論争が巻き起こった。この日、各授賞式やエンターテインメント情報を発信するウェブサイト「Next Best Picture(ネクスト・ベスト・ピクチャー)」の評論家マット・ネグリア氏は交流サイト(SNS)「X(旧ツイッター)」の自身のアカウントに誰もいない会場内部の写真を投稿した。
写真を見ると、客席の床には空のペットボトルや菓子袋、スナックの箱などが散乱している様子が分かる。ネグリア氏はこの写真を投稿する際、「みんな通路を掃除しろ」と書いた。
この投稿は現在、閲覧回数が680万回を超えており、注目を集めている。ネットユーザーたちは「ハリウッドは偽善者の殿堂だ」「上流層には品位がない。礼儀作法はお金では買えない」「着飾った人々が去った後の様子」「億万長者は自分の後始末すらできないのか」などのコメントを寄せている。
また、一部の人々は環境保護を訴えるハリウッド俳優たちに対しても反発している。特に、この授賞式にはジェーン・フォンダ、ハビエル・バルデム、レオナルド・ディカプリオなど環境問題を強調してきた俳優たちが出席しており、なおのこと非難が集中した。これらのネットユーザーたちは「『地球を守ろう』と言っていた情熱はどこに行ったのか」「『山を守らなければならない』と言っていたのに。このごみの山を見てみろ」「もう誰も信じないだろう」と批判した。
そうした一方で、会場にはごみ箱が一つも見当たらないことから、主催者側の手落ちが原因だという反応もある。
これについて、主催者である映画芸術科学アカデミーの関係者は「授賞式に出席した人々にごみを置いていくよう要請した。アカデミーは(環境的)持続可能性に専念している」と述べた。アカデミー側は、イベント後の清掃のためにスタッフたちを雇用しており、参加者にごみを置いていくよう通知するのは一般的な慣行だと説明した。
チョン・チェビン記者