▲TV朝鮮の報道画面より

【TV朝鮮】(アンカー)

 中東戦争の影響が、原油にとどまらず韓国国民の日常全般に拡大しつつあります。ビニールの生産に問題が生じかねないという懸念が出てきて、各所で従量制ごみ袋や包装材の範囲制限が起きています。ユン・ソハ記者のリポートです。

【写真】従量制ゴミ袋の購入制限を伝えるスーパーの貼り紙

 (記者リポート)

 京畿道のあるビニール製造工場。

 石油から抽出される原料「ナフサ」を利用して各種のビニール製品を作っていますが、来月から工場の門を閉じねばならない状況に置かれました。

 ナフサの輸入量の半数以上が通過しているホルムズ海峡の要衝が中東戦争でふさがれたことで、物量は減り、価格は2倍以上に上がったからです。

 (チョン・チョルス/ビニール製造会社代表取締役)

「4月になったら、減るどころの問題ではなく需給が滞りかねない。(封鎖が長期化した場合は)私どもだけでなく全てのプラスチック工場が稼働を停止せねばならない、そういう状況も…」

 供給に支障が出る懸念が高まり、「ビニール袋不足の危機」も現実化し始めています。

 従量制ごみ袋を販売しているオンラインショッピングモールは、国際情勢の影響で生産と入荷が遅れているという告知を掲示しました。

 一部地域のスーパーの中には、従量制ごみ袋の購入数を制限するところも登場しました。

 業界は現在、ごみ袋の在庫は1カ月分程度に過ぎないとみています。

 オンラインでも「従量制ごみ袋の入手が難しく、幾つも店を尋ねて100枚以上確保した」とか、「何カ所も回ったが袋を買えなかった」といった書き込みが行われています。

 ナフサ不足で始まった包装材大乱は、今後さらに悪化するというのが業界の見方です。

 (鄭鐘垠〈チョン・ジョンウン〉/LG化学常務)

「原油やLNG(液化天然ガス)の場合は国家戦略物資として認識され、政府が大規模な投資を行って貯蔵タンクを拡充していますが、ナフサはそうではない状況です」

 韓国政府は、ナフサの輸出制限措置を早ければ今週中にも施行する計画です。TV朝鮮、ユン・ソハがお伝えしました。

ユン・ソハ記者

(2026年3月25日放送 TV朝鮮『ニュースパレード』より)

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