【NEWSIS】大邱市で早産の危機にあった妊婦の受け入れ病院が見つからず、数時間にわたり適切な治療を受けられなかったため、双子のうち1人が死亡し、もう1人が重体に陥った。消防当局などが7日に明らかにした。

 当局によると、2月28日に大邱市内のあるホテルに宿泊していた妊娠28週目の米国人妊婦が腹痛を訴えたという。早産の症状が見られたとのことだ。

 夫は当初、医療機関に問い合わせたが、診療履歴がないことなどを理由に大きな病院で受診するよう勧められるだけだったという。そうするうちに症状が悪化したため、深夜に119番通報するに至った。

 救急隊が現場に到着したものの、搬送はすぐには行われなかった。大邱地域の複数の病院が新生児治療施設の不足などを理由に「受け入れは難しい」との姿勢を次々に示したため、妊婦は救急車の中で待機せざるを得なかったとのことだ。

 結局、夫は自ら運転することを決意し、妊婦を乗せた車は他の地域の病院へ行った。移動中も119番と連絡を取り続け、受け入れ可能な医療機関を探し回った。

 この過程で救急隊員と接触したものの、搬送の方向が違ったため、時間がさらにかかったという。その後、忠清北道で救急車に再び引き継ぎ、京畿道城南市の盆唐ソウル大学病院に搬送された。

 妊婦はこの時、破水して血圧が低下するなど、状態が急激に悪化していたという。

 妊婦は通報から約4時間で病院に到着し、緊急手術を受けた。しかし、双子のうち1人は死亡し、もう1人は脳の損傷で治療を受けていると伝えられている。母親の命には別条がない状態だとのことだ。

チョン・ジェイク記者

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