▲京畿道抱川市の勝進訓練場で行われた「2026合同火力訓練本行事」でフレアを発射する韓国空軍のピースアイとF16戦闘機。5月28日撮影。/写真=共同取材団

 李在明(イ・ジェミョン)政権発足後、韓国軍がはじめて実施した大規模実弾訓練に米軍は招待されなかった。これについて韓国軍とその周辺では「韓米連合防衛体制をめぐるネガティブなメッセージになりかねない」など懸念の声が相次いでいる。これまでは韓国軍の大規模実弾訓練には米軍も参加してきた。

【写真】「死の白鳥」米戦略爆撃機が韓国上空で初の実弾訓練(2017)

 韓国軍は5月28日、陸海空軍と海兵隊の27部隊、1400人以上の兵士が参加し「2026合同火力訓練」を行った。K9自走砲、K2戦車、韓国製次世代戦闘機「KF21」などが訓練に参加したが、米軍からは兵員も部隊も参加しなかった。

 韓国国防部(省に相当)は「今回の訓練は今年1月の最初の(準備)開始から韓国軍を中心に計画してきた」「自主国防、ハイテク強軍、防衛産業強国のコンセプトで(準備を)行った」と説明した。米軍は最初から招待しなかったようだ。

 韓国軍は1977年から今年まで合計13回の大規模実弾訓練を実施した。2023年の連合・合同火力撃滅訓練では米軍のF16戦闘機や無人機グレイイーグルなども参加した。2008年の合同火力デモンストレーション、2012年の韓米連合統合火力戦闘訓練、2015年の統合火力撃滅訓練、2017年の統合火力撃滅訓練の際にも米軍装甲車ブラッドリーやアパッチヘリなどが参加した。

 2018年と2022年の実弾訓練には米軍は参加しなかったが、これは韓国の防衛機器メーカーを宣伝する大韓民国防衛産業展(DXコリア)と連携する形で行われたためだという。ある韓国軍筋は「あの時のように特別なケースでなければ訓練のほとんどは米軍と共に行ってきた」と説明した。

 韓国戦略問題研究所のイム・チョルギュン専門研究委員は「北朝鮮の脅威に韓国軍と米軍が共同で対処する連合防衛体制において、今回のような異例の単独訓練は『協力体制の動揺』というマイナスのメッセージになりかねない」と懸念を示した。ある陸軍幹部OBも「韓国政府が積極的に進める戦時作戦統制権移管を問題なく実現させるためにも、韓国軍と米軍が互いに協力する連合訓練に力を入れるべきだ」「あえて独自の訓練を行うのは理解できない」と指摘した。

クォン・スンワン記者

ホーム TOP