事件・事故
韓国のロケット開発を担う工場で爆発火災 5人死亡…2018・19年に続き3度目の死亡事故
韓国防衛産業大手のハンファエアロスペース大田工場で1日に爆発事故が起こり、作業員5人が死亡、2人が重軽傷を負った。この事業場はロケットやミサイルのエンジンなどを製造・開発する国家保安施設の最高等級に指定されている。この事業場では2018-19年にも爆発事故が起こっており、今なお安全管理が不十分との指摘が相次いでいる。
警察と消防によると、事故は同日午前10時59分ごろ、大田市儒城区外三洞のハンファエアロスペース大田事業場56棟の洗浄工室で起こった。ハンファによると、事故当時7人の作業員が作業基準に従って推進体(火薬)の付着した工具を水で洗浄していたという。
現場にいた作業員7人は避難を試みたが5人が作業室で遺体で発見された。死亡した作業員は50代2人、30代1人、20代2人だった。消防によると助かった2人のうち1人は全身にやけどを負い重傷だという。残る1人は現場の責任者で首に軽傷を負い治療を受けている。
ハンファによると、7人の死傷者は全員が(研究員ではなく)作業員で、具体的な身元は公表できないという。
爆発直後には事業場から白い煙が舞い上がった。消防には「爆発の音が3回聞こえた」「大きな煙が出ている」など30件以上の通報があったという。周辺住民は取材に「戦争でも起こったのかと思った」「煙がとても高く舞い上がり大田の都心からも見えた」など当時の様子について語った。
消防は同日午前11時17分に周辺地域の消防隊員を全て動員する対応段階1を発令し、11時49分に大きな火は消し止められ、午後1時には完全に鎮火した。
この事業場では2018年と19年にも爆発事故が起こり、18年には5人、19年には3人が犠牲になった。ハンファによると、2018年と19年の事故を受け関係する工程を自動化したが、今回事故が起こった工程は自動化されていなかったという。警察は2日に現場検証を行い、正確な事故原因を調べる予定だ。
ハンファグループとハンファエアロスペースは「大切な作業員が5人も犠牲になり悲痛で残念」「国民の皆さまに頭を下げて謝罪する」とのコメントを出した。
大田=ウ・ジョンシク記者、大田=キム・ソクモ記者