▲面識のない10代の女子高生を殺害した疑いが持たれているチャン・ユンギ容疑者(23)が5月14日午前、光州西部警察署から検察に送致されるときの様子。/写真=ニュース1

 今年5月に光州で道を歩いていた女子高生を殺害した疑いで収監されたチャン・ユンギ被告(23)の父親が、光州地方の現職警察幹部であることが1日に判明した。チャン被告の強姦殺人容疑を立証する証拠を、父親が廃棄していたことも明らかになった。チャン被告は5月5日午前0時11分ごろ、光州市光山区月桂洞の路上で、道を歩いていたイ・チェウォンさん(当時16歳)を刃物で刺して殺害し、イさんを助けに来た男子生徒に重傷を負わせた容疑などで勾留・起訴されている。

【写真】女子高生殺害事件 23歳のチャン・ユンギ容疑者を送検

 当初、警察はチャン被告を殺人などの容疑で送検した。その後、被告のワンルームマンションから首や胸などが破損したリアルドール2体が発見された事実を根拠に、検察は容疑を強姦殺人に切り替えた。当初、警察は容疑者を検挙した直後、彼のワンルームでリアルドールを発見して指紋などを採取していた。しかしDNA鑑識の結果、他人のDNAが検出されなかったため、リアルドールを押収していなかったという。

 事件の送致を受けた光州地検は、補完捜査の過程で再び家宅捜索を行ったが、この過程でリアルドールが消えている事実を確認した。被告の父親がリアルドールを壊し、光州のあちこちに捨てていたことが捜査で分かった。チャン被告の父親は「息子が性犯罪者だと分かってしまうことを望まなかった」と、リアルドール廃棄の事実を認めたという。

 検察は、警察が最初に被告のワンルームを家宅捜索したときに撮影した証拠収集映像を、証拠として裁判所に提出する予定だ。

 チャン被告の父親が、過去に被告の使用していた複数の携帯電話を燃やして処分していたことも分かった。チャン被告の余罪を明らかにできる証拠物を隠滅したのだ。チャン被告は犯行前に自分の使っていた携帯電話を川に捨てた後、別の携帯電話を使っていたが、この携帯電話には、昨年6月から7月にかけて彼が地域児童センターで社会服務要員として勤務していた当時、7回にわたって女子中学生などの身体を盗撮した写真が保存されているという。

 検察は刑法上の親族間特例を適用し、チャン被告の父親を証拠隠滅容疑で立件しなかった。韓国刑法上、刑事事件の証拠を隠滅したら5年以下の懲役または700万ウォン以下の罰金に処されるが、親族が家族のために同罪を犯した場合は処罰されない。なおチャン被告の父親は、光山区を管轄する警察署で勤務しているわけではないという。

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