今年9月に西海で北朝鮮軍に殺害された公務員の遺族をオンライン上で中傷したネットユーザーが、検察に送致された。
ソウル・冠岳警察署は21日、「殺害された海洋水産部(省に相当)公務員イさん(47)の遺族に向けて悪質なコメントをしたネットユーザー9人のうち、身元が確認された3人をソウル中央地検に送致した」と発表した。このネットユーザーらは、イさんの息子が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に手紙を書いたとい..
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今年9月に西海で北朝鮮軍に殺害された公務員の遺族をオンライン上で中傷したネットユーザーが、検察に送致された。
ソウル・冠岳警察署は21日、「殺害された海洋水産部(省に相当)公務員イさん(47)の遺族に向けて悪質なコメントをしたネットユーザー9人のうち、身元が確認された3人をソウル中央地検に送致した」と発表した。このネットユーザーらは、イさんの息子が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に手紙を書いたというニュースを報じたネット記事のコメント欄で、イさんの高校生の息子やイさんの兄について虚偽の事実や中傷の書き込みを行った疑いが持たれている。
当時、韓国軍や情報当局はイさんが自ら北に渡ったと発表した。これについてイさんの息子は今年10月、文大統領に送った手紙で「国はその時間に、お父さんの命を救うためどんな努力をしたのか、なぜお父さんを救えなかったのか問いたい」とつづった。
こうした内容の記事に一部のネットユーザーが悪質なコメントを付けた。イさんの息子に向けては「おまえのお父さんがばくちをしに行ったとき、借金をしに行ったとき、こうしてきちんきちんと正しいことを一度言ってみた上でああいう手紙を書いたのか」「北に渡ったおまえの父親のせいで今、国は荒れ放題」などと書き込んだ。イさんの兄に向けては「兄はカネに目がくらんでおいっ子を前に立たせている」「誰かがこの手紙を書けとそそのかした」などとコメントした。
今回の事件の捜査は、市民団体「司法試験準備生の会」(司準モ)がこうしたコメントを書き込んだネットユーザーのうち9人を選んで大検察庁(最高検に相当)に告発したことで始まった。
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イ・ギウ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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