513人犠牲の兄弟福祉院事件、ついに「人権侵害」の断罪できず

2021/03/12 17:01

韓国大法院、非常上告を棄却

▲高齢者、障害者、孤児を不法に監禁し、強制的に働かせていた釜山兄弟福祉院/朝鮮日報DB

 1980年代に起きた代表的な人権侵害事件である「釜山兄弟福祉院事件」に関連し、故・朴イングン(パク・イングン)元院長の特殊監禁容疑に対する無罪判決の取り消しを求めた非常上告が11日、大法院で棄却された。大法院2部は兄弟福祉院が「人間の尊厳」を侵害したことは認定しながらも、法理的に原判決を破棄することはできないと判断した。

 大検察庁による非常上告は被害者に対する人権侵害について、朴元院長を司法の場..

続き読む