ソウル回生裁判所は15日、双竜自動車の会社更生手続きを開始すると決定した。双竜自は10年ぶりに再び裁判所主導で会社再建を進める「法定管理」下に入る。裁判所関係者は「法定管理を2回受ける企業は前例が見つからない」と述べた。裁判所は法定管理人として鄭ヨン元(チョン・ヨンウォン)双竜自企画管理本部長、調査委員にハンヨン会計法人を選任した。
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双竜自..
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ソウル回生裁判所は15日、双竜自動車の会社更生手続きを開始すると決定した。双竜自は10年ぶりに再び裁判所主導で会社再建を進める「法定管理」下に入る。裁判所関係者は「法定管理を2回受ける企業は前例が見つからない」と述べた。裁判所は法定管理人として鄭ヨン元(チョン・ヨンウォン)双竜自企画管理本部長、調査委員にハンヨン会計法人を選任した。
■韓国が2020年自動車生産量5位…1位は中国、日本は?
双竜自は再建計画の認可前に他社による合併・買収(M&A)を進め、会社更生手続きを早期に卒業する意向を示した。会社更生手続きは法律上1年以内に終了しなければならず、最長で6カ月の延長が可能だ。管理人は手続き上、7月1日までに再建計画案を裁判所に提出しなければならないが、それ以前に投資者を探し、経営正常化策を取りまとめるというのが双竜自の立場だ。
調査委員は6月10日までに調査報告書を提出する。その際、会社を清算せずに存続すべきとの意見が示されなければ、経営正常化を進めることができない。現在双竜自の買収を希望する企業が多数あるため、清算意見が出る可能性は低い。
裁判所が公開売却を進めた場合、これまで双竜自の優先交渉対象者だった米自動車ディーラー、HAAHオートモーティブ・ホールディングスも入札に参加する構えとされる。このほか、韓国の電気自動車(EV)企業エディソン・モータースなど中小企業3社、中国の完成車メーカー2社も買収に関心を示している。
HAAHは米国の販売網を活用し、生産台数を現在の2倍(20万台)に増やすことができるとし、人員再編なしで双竜自を買収する意向を示してきたという。このため、双竜自労使はHAAHを有望な投資者とみている。裁判所はHAAHだけでなく、入札に参加する企業による双竜自の経営正常化計画、入札価格などを検討した上で、売却先を選定することになる。
柳井(リュ・ジョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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