尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は13日、「過去5年間、保障性強化の名の下に20兆ウォン(約2兆1000億円)超がつぎ込まれたが、政府が医療乱用や健康保険『タダ乗り』を放置したため、大多数の国民にその負担がのしかかっている」と語った。
尹大統領は同日の国務会議(閣議)で、「国民の健康を守る最後の砦(とりで)である健康保険の正常化が急務だ」と述べた。
これは、文在寅(ムン・ジェイン)政権時に保障性..
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尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は13日、「過去5年間、保障性強化の名の下に20兆ウォン(約2兆1000億円)超がつぎ込まれたが、政府が医療乱用や健康保険『タダ乗り』を放置したため、大多数の国民にその負担がのしかかっている」と語った。
尹大統領は同日の国務会議(閣議)で、「国民の健康を守る最後の砦(とりで)である健康保険の正常化が急務だ」と述べた。
これは、文在寅(ムン・ジェイン)政権時に保障性強化をうたい、医療乱用や健康保険財政悪化を招いたと批判されている「文在寅ケア」を廃棄する方向で健康保険改革を行うと明言したものだ。これと関連して、政府は今月8日、「健康保険持続可能性向上案」を発表していた。
尹大統領は「政府は先週木曜日(8日)、健康保険改編の第一歩を踏み出した」「国民の血税を浪費にする人気迎合的ポピュリズム政策は財政を破たんさせ、健康保険制度の根幹を揺るがし、結局は国民に大きな犠牲を強要することになっている」「このため、健康保険改革は選択ではなく必須だ」と言った。
さらに、尹大統領は「健康保険給付と資格の基準を強化し、健康保険の浪費と漏れを防止しなければならない」「節約できた財源で医療の死角に入り苦しんでいる方々を手厚く支援する」と述べた。
尹大統領はまた、「重症疾患のように高い費用がかかっても絶対にしなければならない必須医療に対しては確実に保障できるようにすることが健康保険制度の要だ」「健康保険の持続可能性を再考し、重症疾患治療と必須医療を強化していく」と説明した。
キム・ドンハ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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