なぜ200億ウォンも投じて「大韓帝国迎賓館」をまた建てるのか【コラム】

2023/06/11 06:30

外部勢力に依存していた高宗が建てた豪華な西洋式建造物「惇徳殿」 100年ぶりにわざわざ新たに作って「自主外交」と美化するのか

 最近、徳寿宮のトルダムギル(石垣道)を巡ってみると、西側の丘から、以前は見られなかった壮大な建物が一つ目に入る。とがった塔と赤いれんが、青い窓がある近代西洋式の建物、惇徳殿だ。『書経』の「惇徳允元」(徳を惇〈あつ〉くし元を允〈いん〉とす。徳のある人を厚く遇し、善良な人を信じる。)という、舜の言葉にちなんだ名称で、もともとはルネサンス様式とゴシック様式を折衷して1903年に完工した大韓帝国の宴会場..

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