韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表の「大庄洞事件」を審理するソウル中央地裁刑事合意33部の裁判長が交代する見通しだ。裁判部が交代した場合、公判更新手続きが必要となるため今後裁判期間がかなり延長される可能性がある。
ソウル中央地裁刑事合意33部の裁判長を務める金東鉉(キム・ドンヒョン)部長判事は18日、李在明代表の「大庄洞・柏峴洞・慰礼新都市開発不正および城南FC不法後援金事件」の..
続き読む
韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表の「大庄洞事件」を審理するソウル中央地裁刑事合意33部の裁判長が交代する見通しだ。裁判部が交代した場合、公判更新手続きが必要となるため今後裁判期間がかなり延長される可能性がある。
ソウル中央地裁刑事合意33部の裁判長を務める金東鉉(キム・ドンヒョン)部長判事は18日、李在明代表の「大庄洞・柏峴洞・慰礼新都市開発不正および城南FC不法後援金事件」の裁判について「次の裁判は裁判部が変更となり更新手続きを踏む必要がありそうだ」と明らかにした。
金東鉉・部長判事は「私が人事異動を申請した。(異動が)確定したわけではないが、交代する可能性が高い」とした上で上記のように説明した。各裁判所は今月7日に発表された大法院(最高裁判所に相当)による法官定期人事を受けて裁判所での事務分担を決めるが、金東鉉・部長判事については別の裁判部に異動する可能性が高いという。ソウル中央地裁の新しい事務分担は早ければ19日に発表されるが、金東鉉・部長判事と共にこの事件を担当した2人の陪席判事も今回の人事で別の裁判所に異動するという。これに伴い李在明代表を巡る事件の裁判部は全員交代する見通しだ。
李在明代表は2023年3月に大庄洞・慰礼・城南FC事件で最初に起訴されたが、金東鉉・部長判事はこの時から一連の事件を担当してきた。李在明代表が同年10月に柏峴洞事件で追加起訴されると、金東鉉・部長判事は全ての事件を併せて審理した。金東鉉・部長判事は李在明代表の偽証教唆事件一審を担当し、昨年11月に無罪を宣告している。
裁判部が交代した場合、新しい裁判部が先に行われた裁判の内容を把握する公判更新手続きが必要になる。簡易の手続きであれば1-2期日中に終わることもあるが、正式な手続きに入った場合は最大で2-3カ月必要になる。火天大有の大株主である金万培(キム・マンベ)氏ら民間業者の裁判も同様に裁判部が交代したが、この時も証拠として採択された録音ファイルを全て再生するために2カ月近く遅延した。
今回の事件も昨年2月に陪席判事2人が交代し、簡易手続きにより2期日で更新手続きを終えた。ただ今回の裁判部交代では李在明代表側が正式な更新手続きを要求する可能性もある。
この事件は証拠記録が20万ページ以上と非常に量が多い。これまで69回の公判が開かれたが、一審宣告がいつ行われるか予想もできない状態だ。
裁判部は昨年10月に慰礼事件を終えて大庄洞事件の審理を開始したが、最初の証人であるユ・ドンギュ元城南都市開発公社企画本部長に対する尋問はまだ終わったばかりで、この証人尋問だけで4カ月かかっている。同日行われた裁判でユ・ドンギュ氏は「2016年ごろに金万培氏から『天火同人1号は李在明代表のもの』と聞いた」と証言した。
兪鍾軒(ユ・ジョンホン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com