▲イラスト=イ・ヨンジュ(朝鮮デザインラボ)
韓国の30-60代は引退後に必要な生活費が月平均で300万ウォン(約32万円)だと考えていることが分かった。
6月22日、韓国保健社会研究院の「2024年の老後準備実態調査、および診断指標細分化方案研究」と題する報告書によると、研究チームは昨年8-9月、全国の30-69歳の成人3040人を対象に老後準備の実態に対する面接調査を行った。
【Photo】山積みの段ボールをリヤカーで運搬する高齢者
「本..
続き読む
▲イラスト=イ・ヨンジュ(朝鮮デザインラボ)
韓国の30-60代は引退後に必要な生活費が月平均で300万ウォン(約32万円)だと考えていることが分かった。
6月22日、韓国保健社会研究院の「2024年の老後準備実態調査、および診断指標細分化方案研究」と題する報告書によると、研究チームは昨年8-9月、全国の30-69歳の成人3040人を対象に老後準備の実態に対する面接調査を行った。
【Photo】山積みの段ボールをリヤカーで運搬する高齢者
「本人と配偶者が引退以降に必要だと予想する生活費はいくらか」という質問に対し、回答者の57.6%は月300万ウォン以上の金額を書いた。200万ウォン(約21万円)以上300万ウォン未満が34.3%とこれに続いた。100万ウォン(約11万円)以上200万ウォン未満は7.5%にとどまった。全体平均は300万ウォンだった。回答者の金融資産は平均1億9905万ウォン(約2120万円)で、不動産を保有している回答者の不動産資産の平均は4億9840万ウォン(約5300万円)だった。
研究チームは回答者の老後準備の水準を対人関係、健康、余暇、所得・資産の4領域に分けて評価した。その結果、老後準備の水準の点数は100点満点で69.9点と、5年前の調査(67.5点)よりも2.4点上昇した。領域別には健康が74.5点と最も高く、所得・資産は67.6点、対人関係が64.9点、余暇が60.3点の順となった。研究チームは「30-40代の男性で、配偶者あり、大都市、短大卒以上、高所得の場合は老後準備の点数が高かったが、60代で女性、一人暮らし世帯、農漁村、高卒以下の低所得は点数が低かった」と説明した。
領域別に見ると、回答者の89.9%は「最近1年間に1回以上参加する集まりがある」と答え、63.1%は自分の健康状態を肯定的に評価した。回答者の92.5%は「現在進行中の趣味・余暇活動がある」と答えた。
現在仕事をしている回答者たちは、本人たちが平均で満66.5歳まで経済活動をするとの見方を示した。60代の回答者の場合、67.1%が依然として仕事をしており、本人たちは平均で70.7歳まで働くと予想した。回答者の大半が、現在の法的定年(満60歳)よりも長く働くと見ているわけだ。「国民年金に加入している」と答えた回答者の割合は75.5%だったが、「個人年金に加入している」と答えた回答者は10.7%にとどまった。
クァク・レゴン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com