▲写真=NEWSIS
米国のギングリッチ元下院議長が「韓国の民主主義は危機に直面している」として懸念を表明した。ギングリッチ氏は米共和党の重鎮でトランプ大統領を強く支持することでも知られている。
【写真】「もちろん私のコントロール下にはありません」 李在明大統領がトランプ大統領に説明する様子
ギングリッチ氏は27日付ワシントン・タイムズのコラム「韓国における自由と民主主義の危機」で「韓国政府は米国に反する道を歩んでいる..
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▲写真=NEWSIS
米国のギングリッチ元下院議長が「韓国の民主主義は危機に直面している」として懸念を表明した。ギングリッチ氏は米共和党の重鎮でトランプ大統領を強く支持することでも知られている。
【写真】「もちろん私のコントロール下にはありません」 李在明大統領がトランプ大統領に説明する様子
ギングリッチ氏は27日付ワシントン・タイムズのコラム「韓国における自由と民主主義の危機」で「韓国政府は米国に反する道を歩んでいる」とした上で上記のように主張した。
ギングリッチ氏は「李在明(イ・ジェミョン)大統領は宗教と政治の自由に対して息が詰まるような攻撃を続けている」「高名な宗教指導者の自宅やオフィスで大々的な家宅捜索を行い、前大統領夫人個人の所持品を調べ、侮辱的な仕打ちを行っている」と非難した。
また内乱容疑を調べる特別検事が京畿道平沢市の烏山空軍基地でも家宅捜索を行ったことについては「米国に事前に連絡せず基地を急襲した」「この傲慢(ごうまん)な行為によりルビオ国務長官は魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長との会談をキャンセルし、貿易交渉も行われなかった」と主張した。
韓国大統領府の魏聖洛・国家安保室長は米国による25%の相互関税適用を前に訪米したが、ルビオ国務長官との会談は不発に終わった。これについて韓国大統領府は「トランプ大統領から緊急に呼び出しを受けたから」「ルビオ長官が3度謝罪した」と説明していた。
ギングリッチ氏はさらに「トランプ大統領は(韓米首脳会談の数時間前に)交流サイトのトゥルースソーシャルに『韓国では粛清や革命が起こっているようだ』と投稿し、李在明大統領との会談でもこの問題に言及した」「李在明大統領は米国の反対に直面するような道を進んでいる」と指摘した。
ギングリッチ氏は「韓米両政府にとって重要な時間が近づいている。李在明大統領がトランプ大統領のメッセージをしっかりと理解し、法治主義に回帰するか注視する必要がある」とも強調した。
ギングリッチ氏は5日前の22日にもワシントン・タイムズのコラム「韓米同盟強化」で「政治的な反対勢力を刑務所に送り、野党を支持する保守的な宗教団体を攻撃し破壊する新政権の行動は韓米同盟の新たな脅威になっている」と主張した。このコラムでギングリッチ氏は「トランプ大統領自身もバイデン政権による司法を使った攻撃や破壊行為を受けた経験がある」「米国が宗教の自由に深く献身している事実を考慮すれば、韓米同盟を今後も維持したいのなら、新政権は必ずこのような行動を見直さねばならない」と指摘した。
ヒョン・ジョンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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