▲イラスト=UTOIMAGE
英国ハンプシャー州にある住宅の庭でチューダー時代(1485-1603年)の金貨約70枚が発見され、オークションで約9億ウォン(約9500万円)で落札された。
【写真】英ハンプシャー州で見つかったチューダー時代(1485-1603)の金貨
BBCなどが6日、報じた。それによると、ハンプシャー州マイルフォード・オン・シー近くに住む家族が2020年4月、自宅の庭を整備していたところ、土の中から金貨63枚..
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英国ハンプシャー州にある住宅の庭でチューダー時代(1485-1603年)の金貨約70枚が発見され、オークションで約9億ウォン(約9500万円)で落札された。
【写真】英ハンプシャー州で見つかったチューダー時代(1485-1603)の金貨
BBCなどが6日、報じた。それによると、ハンプシャー州マイルフォード・オン・シー近くに住む家族が2020年4月、自宅の庭を整備していたところ、土の中から金貨63枚と銀貨1枚を発見したという。
その後、大英博物館がこれらのコインを鑑定して財宝に指定。2021年10月には庭で考古学的発掘調査が行われ、金貨6枚が追加で見つかった。この家の庭で計70枚の金貨・銀貨が発見されたのだ。
これらの中にはヘンリー6世が統治していた1420年代に鋳造されたものから、ヘンリー8世の統治期間だった1536-37年に鋳造されたものも含まれていた。一部にはヘンリー8世の2人の妻、キャサリン・オブ・アラゴンとジェーン・シーモアのイニシャルが刻まれていた。これらのコインは1530年代にヘンリー8世が修道院を解散した際、裕福な聖職者が安全に保管するために土に埋めたものと推定されている。
これらのコインは今月5日午後、スイス・チューリッヒのオークションで五つに分けられて販売され、総額38万1407ポンド(約7700万円)で落札された。手数料を含めた最終落札価格は46万7215ポンド(約9500万円)だ。予想落札価格(23万ポンド)を大幅に上回る金額だった。
競売人のデービッド・ゲスト氏は「驚くほど素晴らしいコインたちが、全世界の入札者に販売された。私の期待を上回った」と話した。
ゲスト氏は「これらのコインは当時の所有者が長期間にわたって貯蓄していたものとみられる。総額は26ポンドだったが、これは当時の家の価格と同じぐらいだ」として「ものすごい大金だ。当時の英国人のうち、金貨を実際に見たことのある人はほとんどいなかったと思う」と話した。
さらに「(コインを発見した)家族は非常に喜んでおり、驚きに包まれている。彼らにとっては素晴らしい旅路だった。宝くじに当せんしたのと同じだ」と話した。その上で「この家族は販売代金の一部でビリヤード台を購入し、残りのお金でバカンスを楽しむ予定だそうだ」と伝えた。
キム・ガヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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