▲写真=UTOIMAGE
米国とイランの戦争が続く中、イラン国籍のエンジニア3人が米シリコンバレーの大手IT企業から営業機密を盗み出した容疑で起訴された。
米ニューヨーク・ポストやCNBC放送などが23日に報じた。それによると2月19日に米連邦大陪審は、グーグルなど大手IT企業からプロセッサー・セキュリティーや暗号化関連の技術を盗み出した容疑でイラン人ソフトウエア・エンジニアのサマネ・ガンダリ(41)、ソルール・ガンダリ..
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米国とイランの戦争が続く中、イラン国籍のエンジニア3人が米シリコンバレーの大手IT企業から営業機密を盗み出した容疑で起訴された。
米ニューヨーク・ポストやCNBC放送などが23日に報じた。それによると2月19日に米連邦大陪審は、グーグルなど大手IT企業からプロセッサー・セキュリティーや暗号化関連の技術を盗み出した容疑でイラン人ソフトウエア・エンジニアのサマネ・ガンダリ(41)、ソルール・ガンダリ(32)、モハマドジャバード・ホスラビ(40)の3人を同時に起訴した。サマネとソルールは姉妹で、ホスラビはサマネの夫だ。
ガンダリ姉妹はいずれもグーグルで働いていたが、後に別のIT企業に転職し、ホスラビもシリコンバレーのIT企業で働いていた。3人はグーグルやスマートフォンの頭脳とされるシステムオンチップ(SoC)を開発する企業などで勤務し、その際に得た機密情報にアクセスする権限を悪用したという。SoCは中央演算処理装置(CPU)、メモリー、グラフィック処理装置(GPU)などさまざまな半導体の機能を一つのチップに集積する技術のことだ。
訴状によると、3人はデジタル監視を回避するために、機密が映し出されたモニターの写真を数百枚撮影し、これらのファイルをテレグラムなどの個人IDを使ってやりとりしながら個人のパソコンやイラン本国に転送していた。FBIの特別捜査官は「被告らが機密データを転送する際には身元を隠すため意図的に特別なプロセスを経由していた」と指摘した。
3人は2023年8月にグーグルのセキュリティー監視システムにより一連の活動が摘発されアクセス権がはく奪されたため、今度は証拠隠滅を図ったという。サマネはセキュリティー担当チームに摘発された際に虚偽の陳述書に署名したが、この期間に夫婦のノートパソコンでメッセージ記録削除方法や通信会社のデータ保管期間を調べるなど、証拠隠滅を図った痕跡が見つかった。
グーグルは「社内のモニタリングで異常な動きを検知し、直ちに捜査当局に連絡した」「機密を守るため対策を強化している」とコメントした。
また2023年12月に一時イランに出国したが、その直前にサマネは夫のホスラビの仕事用パソコンからクォルカムのスナップドラゴンなど主要プロセッサーのハードウエア・アーキテクチャ(コンピューターシステムの物理的構成要素やその相互作用を定義する設計原則と構造的パターン)に関する営業機密を撮影し、イランでアクセスしたことも分かった。
今回の事件はガンダリ姉妹の父でイラン政府関係者のシャハベディン・ガンダリ元イラン教員投資基金(TIFC)最高経営責任者(CEO)の関与も明らかになり注目されている。シャハベディン・ガンダリ元CEOは2016年に25億ドル(現在のレートで約4000億円)の横領事件に関与した人物だ。米国のイラン反体制派は「権力者とつながった個人が米国の大学や研究所に入り、その信頼性を悪用している」と指摘した。
3人の被告はいずれも無罪を主張しているが、有罪となった場合は営業機密を盗み出した容疑で最高10年、捜査妨害容疑で最高20年の懲役刑が宣告される可能性がある。
チョン・アイム記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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